芸人ハライチの二人がパーソナリティを務めるラジオ番組「ハライチのターン!」(TBSラジオほか)。2月13日の放送では、岩井勇気さんが出版した大人気エッセイ本「僕の人生には事件が起きない」について、相方である澤部佑さんが思うところを語り、話題となりました。
(画像:時事通信フォト)
■澤部家に岩井勇気のサイン入りエッセイ本が?
このあと深夜0時から
TBSラジオ
「ハライチのターン」
#ハライチのターンそのあと深夜1時から
TBSラジオ木曜JUNK
「おぎやはぎのメガネびいき」
#meganebiiki #tbsradio #radiko https://t.co/0uGw2u9QZP pic.twitter.com/ovkiCJbM8u— 宮嵜 守史 (@miyazakimori) February 13, 2020
今回の放送では、澤部家に岩井さんのエッセイ本「僕の人生には事件が起きない」が置いてあったと報告した澤部さん。しかもその本は岩井さんのサイン入りだったそうで、澤部さんは「おいおい、嫁がサイン本買ったのか?」「離婚だぞ、だとしたら」と、当時の心境を暴露して笑いを誘いました。
どうやらそのサイン本は、澤部さんのご両親が、岩井さんのお母様から頂いたものだったそう。2冊頂いたとのことで、そのうちの1冊を澤部さんにくれたのだそうです。
■澤部の葛藤…「相方が本を出してるんだぞ?」
まだ本を読んでいなかった澤部さんは、「どうしようかな…」と心の中で葛藤し始めます。
まずは「相方が書いた本だから、読むべきだろうな」と考えますが「今更読んでも、岩井も嫌がるかな」と躊躇。
続けて「世界で考えて、『相方が書いた本を読む』という行為ができる人なんていうのは、限られた人しかいない」「こんな貴重な機会があるんだから、読むべきじゃないのか?澤部」と自問自答し「相方が本を出してるんだぞ?その時点で、十分事件だ」と作家っぽいコメントをして岩井さんを笑わせました。
更に「読んで、あんまり面白くないなって思っちゃったらどうしよう。これ解散だぞ」と考えますが「面白すぎても、作家として羽ばたかせた方がいいんじゃないかと思うかもしれない。結果、解散だ」と、思考は堂々巡りするばかり。
結局1日、2日が経過し、奥様から「読まないの?」と質問されてしまったそう。澤部さんは「ちょっと待ってくれ。幼稚園から一緒の男が、本を出したんだぞ?それを読める奴が、どれだけいますか?」と思いを語りました。
■澤部「とんでもない事件が起きた」相方のエッセイ本が怖くなり読めなくなった!?「なんだよ、この本」
考え過ぎて更に2.3日が経過した頃、昨年誕生した澤部さんの長男が、岩井さんのサインの部分だけ食べてしまうという事件が勃発。澤部さんは慌てて自分のカバンに本を隠し、そのまま仕事へ向かったそうです。
仕事の合間、いつも通り個室ビデオに入店した澤部さん。カバンの中を見ると岩井さんの本が入っており、ここでついに読み始めます。
岩井さんから「個室ビデオで読んでんじゃねーよ!」とツッコミを入れられますが、澤部さんは「書き出しから、ちょっと自虐を入れながら、他者をおとしめる絶妙な入口。更に、芸人なのに事件が起きないという圧倒的な親近感。惹きつけられたよね」と大絶賛し、笑いが起こりました。
前書きを読んだところで、仕事の時間が来たため店を出たという澤部さん。すると店内から「ガラガラガッシャーン!」と何かが崩れ落ちる大きな音が聞こえ、店に戻ってみると、棚が全部倒れてDVDが散乱していたそうです。
個室ビデオの常連にも関わらず、そんな現場に初めて遭遇したと語る澤部さん。「岩井の本を持ち出した初日に、とんでもない事件が起きた」「なんだよ、この本…。魔本、魔書!」と興奮気味にコメントし、怖くなってそこから読んでないと暴露。
それを聞いた岩井さんは「お前…簡単に事件起こしてくれてんじゃんねーよ!」と本のタイトルになぞらえてツッコミを入れ、周囲は大爆笑となりました。
■澤部の葛藤に「なんだかよかった今日の回」の声
ネット上では、番組を聞いたリスナーから「読むかどうか永遠悩むさわさわ」「澤部さんにはめっちゃ事件おきてるw」「岩井氏の著書に対する澤部氏のもの思いがなんだかよかった今日の回」などの声が上がりました。
悩みに悩み、エッセイ本を読んだ初日に、事件を起こしてしまった澤部さん。岩井さんのツッコミはさすがでしたね。今、エッセイ本は澤部家のトイレに保管されているとのことですが、全部読み終わった後に、また澤部さんから感想を聞きたいと思ったリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ハライチのターン!
http://radiko.jp/#!/ts/TBS/20200214000000
(文:藤峰あき)