9月28日放送の「musicる TV」(テレビ朝日系)では、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」の作曲を手がけた草野華余子さんがゲストで登場。草野さんが「紅蓮華」を歌うLiSAさんとの出会いについて語り話題を集めました。
■草野華余子が「紅蓮華」の制作秘話を明かす
#musicるTV
有難うございました!緊張した〜!笑今週は作家としての"草野華余子"が出来るまでや、作曲を担当した「紅蓮華」のお話、そしてLiSAちゃんとの出会いについてなど、ヒャダインさんと沢山お話させて頂きました。来週も2週連続企画として草野華余子に迫ってくださっているので是非観てね📺⚡️ pic.twitter.com/spgt4PZlte
— 草野華余子 (@kayoko225) September 28, 2020
今回は、"ヒャダイン"こと前山田健一さんと「紅蓮華」の作曲を手がけた草野華余子さんの対談が実現。ヒャダインさんは「紅蓮華」について「この曲、2番のBメロが1番のBメロと違うじゃないですか、あれはなんなんですか?」と質問します。
このことについて草野さんは「やっぱり、90秒、89秒のテレビサイズの尺はどうしてもアニメのユーザーに向けてしっかり届くもの。もちろん、LiSAさんのファンに届くものなんですけど、2番は私とLiSAがいつもよく言うのが『好き勝手しよ!』」と、1番はファンに向けに作る一方で、2番は自分達が作りたい音楽を重視して制作しているとのこと。
続けて、草野さんは「彼女も私も好きなマドンナとかブリトニー・スピアーズとか、そういうニュアンスの早口言葉の洋楽のセンテンスから、このイメージでやろうっていうのを明確に2人で相談して書いた…。最後の戦い抜いた華は美しいくだりがあるんですけど、そこは歌詞先にもらって、それに合うメロディー書いたり」と、2番のBメロに関しては詞先で作ったことを明かします。
そのことも踏まえて、草野さんは「もう本当にどっちが何をやっているかというよりも一体化して」と、作詞のLiSAさんと一体化して作曲を行なったと制作当時の記憶を回顧しました。
■草野華余子が「私の音楽人生の命の恩人」LiSAとの出会いを明かす!
楽曲提供を行う一方で、シンガーソングライターとしても活動する草野さんは「声が出なくなったりとか、バンドマンをしていたからお金がもう続かないとか…。色々、20代後半で一度だけ、音楽を絶対に辞めないといけないっていう所に追い込まれた時があったんですけど」と過去には苦労したことを明かします。
続けて、草野さんは「その時に初めて提供して、音楽出来るかもって思ったのが(LiSAさんの)『DOCTOR』っていう曲だったんです。だから、彼女がくれたチャンスだし、そこから一緒に作ってきて、私の曲を私だと届けられないぐらいの規模感まで持って行ってくれるっていうのが…。やっぱり、私の音楽人生の命の恩人がLiSAちゃんだなっていうの凄く思ってます」とLiSAさんに感謝を伝えました。
今回の放送について、ネット上では「草野華余子さんがLiSAのスゴさや紅蓮華の誕生秘話を語っていて、さらに紅蓮華が好きになった」「ヒャダインさん×草野華余子さん対談面白かった~!LiSAさんに提供されてる楽曲本当に好きです。華余子さんご自身のライブも4年半程前に拝見させて貰ったことがあるのですが格好良くて印象に残ってるんよな~」「クリエイター同士の話ってとても刺激受けるよね。話している内容が深くて濃い」などのコメントが上がっています。
「紅蓮華」の制作秘話、そして、LiSAさんとの出会いが音楽人生の転機になったなど、草野さんの話はどれも印象深く残るものばかりとなっていたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)