毎週土曜22:00~KinKi Kidsの堂本剛さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「堂本剛とFashion&MusicBook」(bayfm)。12月21日の放送では、剛さんが「空を見上げるとき」に抱く気持ちや、突発性難聴が周囲に理解されない苦しみを打ち明けました。
堂本剛が"空を見上げるとき"とは…
今回の放送では、12月26日に部分日食が見られるという話から始まり「とても晴れていて綺麗な空を見ると切なくなることはありませんか?」というリスナーからのメッセージにこたえました。
剛さんは「僕は空を綺麗だなと思って見てることってほぼないのかな〜って」と話し出します。
「それこそ(ジャニー喜多川)社長が亡くなった時もそうやったな。社長がもう天に昇りましたよってなって、建物を出た時に空がファ〜っと青くなってきてみたいな。なんか物悲しいのになんか綺麗な空だった。(愛犬)ケンシロウとタイソン亡くなった時もそうやったな。ものすごく綺麗やった、空が。だからもう、それで泣けてきちゃうよね」と、今年7月のジャニー喜多川氏の最期の時、2匹の愛犬の最期の時を思い返しながら優しい口調で話します。
「こんな綺麗な空、雲ひとつない空の時に天に昇れたんやったら、迷うこともなく行けるのかな〜とか、いろんなこと考えたけど、空を見るってのは僕にとって、ちょっと切ないことかな〜。幸せというよりか苦しくなるから空を見ることが多いかも」と、剛さんが空を見るときは、誰かを想いながら見ることが多いようですね。
ネットにも「わかるかも」「確かにそういう時に見るキレイな空は切ない」という共感や、「ふっと綺麗だなーって、見上げてほしいなあ」という優しく気遣うようなコメントが多数ありました。
堂本剛が感じた"もどかしさ" 突発性難聴の苦しみを明かす…。ファン『衝撃的で言葉が見つからなかった』
さらに、2017年6月に発症した左耳の"突発性難聴"について話し出します。「突発性難聴になった時とかもそうやったけどさ、全然伝わらへんなって。こんだけ言ってても、僕が伝えるのが下手なのもあるのだろうけどもうちょっと伝わってもいいよなってくらい伝えたよな。理解してほしいからね。伝わる人は伝わるのよ、僕の説明でも。でも伝わらない人にはやっぱ伝わらないのよ。悲しいな、苦しいなって空見上げてたよね」と、突発性難聴について周囲に理解してもらえなかったもどかしさを話します。
しかし、「この間のパソコン壊れた音でようやく伝わった人が結構いた!」とのこと。これは先月、スタッフの壊れたパソコンの音が、剛さんの耳で聞こえている感じの音と似ていたとのことで、こんな風に聞こえていると説明しながらビリビリと音の割れている音楽を流していました。
ネットでもこの時を思い返し「わかってるつもりだったけどビックリした」「衝撃的で言葉が見つからなかった」と、具体的なものを聴いて想像以上の苦しみだったことを感じた方も多数いました。
理解してもらうのは「大変だった」その言葉にファン『涙が出た』の声も
さらに「目で見えてないからね、無理もないかもしれないけど、見てるやん?歌ってたり、楽器弾いてたり、バラエティ撮ってたりなんか見てるやん?わからねん人にはわからへんのやなと思って。『しんど〜。わかってもらう必要もないか』って。『じゃあいいや』って、『いやいや、わかってもらえへんかったら出来ん仕事いっぱいあるな』と思って。この人には理解してもらわないと話進まへんなみたいなこといっぱいあったから、なかなか大変だったなとは思います。そんな中たくさん空見上げたなと今思い出しました」と、突発性難聴での苦しみを正直に話していました。
今回の放送では、改めて突発性難聴について考えさせられた方も多いのではないでしょうか。ネットでも「本当にスタッフさんのパソコン壊れてくれて良かった」などと理解するきっかけとなったスタッフさんに対する感謝がたくさんありました。
他にもネットには「仕事のために自身の状況をわかってもらおうとどれだけ骨を折ったのだろう胸が痛む」「自分はこう思ってるんだって話さないと伝わらないの、わかっててもなかなか大変で。それをめげずに何度も伝えてわかってもらおうとする剛くんの努力を見習いたいな」「悲しいときに空を見る…そんな思いをしてきたつよしさんの言葉に涙が出た」などの声が上がっています。
ジャニー氏を想い、「今年はどうしても東京ドームに立ちたい」と、先日2年ぶりに東京ドーム公演を行ったKinKi Kids。これからも、できる範囲で剛さんのペースで素敵な音楽を届けてほしいですね。
http://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20191221220000
(文:アイドル担当ライター くま)