桜井ユキさん主演の連続ドラマ「だから私は推しました」(NHK総合)の第4話が8月17日放送されました。第4話では、ゲストで朝ドラ「まんぷく」でヒロインを務めた安藤サクラさんがゲストで登場し、話題を集めました。
「だから私は推しました」第4話のあらすじ
よるドラ
【#だから私は推しました】
先ほど放送された第4回に
カメオ出演の #安藤サクラ さん✿安藤さんは約4か月ぶりにNHK大阪へ!#まんぷく 絡みの小道具を
見つけてパチリ♡#澤部佑#川並淳一 #塩軍団 pic.twitter.com/ubanT3csTe— NHKドラマ (@nhk_dramas) August 17, 2019
アイドルグループ・サニーサイドアップ(サニサイ)が夏フェスにエントリーすることになります。推しの栗本ハナ(白石聖)が晴れ舞台に立てるかもしれないと喜ぶ遠藤愛(桜井ユキ)。
しかし、フェス出演は投票バトルで決まることもあり、お金で夢を買うかのようなシステムに愛は納得できず、複雑な感情を抱きます。
ある日、ライブ中にハナが倒れたという知らせを聞いた愛はそこで、ハナがアイドル活動と並行してバイトにも精を出していることを知ることになりますが…。
サイリウムの海で「最高」
愛の推しメン・ハナはダンスも歌もダメで、極度の人見知りという欠点だらけのアイドル。そんなハナに自分の人生を重ねて愛は惹かれていくのですが、実はハナには心に秘めた思いがありました。
あるアイドルのステージを見てすごい数のサイリウムが揺れているのを見て、「光の海みたい、すごく綺麗でいいな。私もあんな風になって、あんなとこで生きていきたい」と感動を覚えてアイドルを目指すことになったハナ。
そうしたハナの想いを知った愛は、何とかしてサニサイをフェスに出してあげたいと思うようになり、決意を固めます。
愛の努力が功をそうして、サニサイはフェスの舞台に立ち、光の海のようにサイリウムが揺れる映像は幻想的。リフトされて「最高」と絶叫する愛の姿は感動を呼びます。
推しに現金を渡す愛、悲劇を連想させる展開に
「だから私は推しました」では、ブラックな運営に搾取される地下アイドルの実態が生々しく描かれます。ハナも生活が苦しいので、無理をしてバイトをせざるを得ない状況に追い込まれます。
そうした中、愛は現金を推しであるハナに渡す禁じ手を使うことになります。しかも、会社での給料だけでは愛を支えることができなくなった愛は、会社にバレたらアウトな仕事にも手を出すことに。
アイドルとファンとの距離感をどのように保つかも、この作品のテーマの一つになっていると思われますが、愛が危ない一線を越えそうな描写が描かれ、今後、起こるであろう悲劇を連想させます。
朝ドラ「まんぷく」のヒロイン・安藤サクラがゲスト出演
このドラマは、ハナをストーカーのように思い回していた瓜田を突き落とした愛が取り調べを受け、過去を回想するという形でドラマが進行。
ただし、愛は誰かをかばっているような節もあり、瓜田を押したのは誰か、サニサイに何が起きたのかがサスペンスとして描かれます。
事件の目撃者として、安藤サクラさんが登場したのですが、取調室には「まんぷくラーメン」が置かれるなど、小ネタも楽しめるシーンになりました。
安藤さんの登場にネットでは、「だから私は推しましたの冒頭の安藤サクラが出てくるシーンで、棚の上にまんぷくラーメンが置いてあって愛を感じた」「目撃者が安藤サクラさんなのにびっくり」などの声があがりました。
また、サイリウムが光の海のように揺れる感動的なシーンには、「もう言葉が無い……愛が推しのためにどうしても見せたかったサイリウムの光の海……」「サイリウムのシーン、泣けた」などの声もあがっていました。
今回は、感動的なシーンもあったのですが、逆にそれが後の悲劇をより強調するような物悲しさを演出して、ますます目の離せない展開になったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)