あっという間に上半期が終わり残暑の季節となりましたが、夏の終わりはちょっとだけ気持ちが落ちやすい時期でもあります。
そんな時に「沁みる」堂本剛さんの発言を振り返ってみます。
剛さんが一貫して話していたのは、苦しみを共有するのは悪いことじゃないということ。
自身の経験を通してファンに寄り添おうとする姿をまとめてみました。
(画像:時事通信フォト)
■アシメヘア誕生秘話が意外すぎた
自身がパニック障害を患った経験を隠すことなく話してくれる剛さん。
当時は心への負荷もかなり大きかったようですが、そんな中でもピンチをチャンスに変える力がありました。
堂本剛、ピンチを個性に変える力がすごすぎる「僕がパニック障になって…」鬱から生まれた奇跡の副産物を告白#堂本剛 #堂本剛の今夜はやり過ごさナイト
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今では独自のお洒落を貫く人としての認知も高まっていますが、パニック障害を患っていた時は「美容室に行くのが本当にめんどくさい」と感じていたこともあるのだとか。
人と話すのも億劫になっていたそうで、自分で髪を切っていたという剛さん。セルフカットの結果、左右非対称な髪型に。
普通なら“不格好”だと一蹴されてしまいそうですが、美容師さんに整えてもらう機会が出来た時、美容師さんから言われたのは「かっこいいやん」の言葉。
この流れで左右非対称な髪型をお洒落として活かすことになり、アシンメトリーヘアが誕生したのだとか。
一時期流行ったアシメヘアが剛さん発祥で、副産物だったとは驚きですよね。
■自分の好きな服を着れば良い!
次もファッション繋がり。自分の好きな服を着たら良いと思える話がこちら。
堂本剛「あなたに何か迷惑かかりますか?誰がこっちが変だって決めたんですか」こういう所ホントかっこいい #堂本剛 #ENDRECHERI #FashionMusicBook https://t.co/lJ3CxAFHpO
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上下を柄×柄でコーディネートしたり、派手色×派手色を着こなしたり、ファッションにもファンクを反映させている剛さん。
周囲の目を気にして、年齢相応の服を着なければいけない、派手すぎるのは恥ずかしい等々を考えてしまうこともありますが、剛さんは着たい服を上手に着こなしているからかっこよいですよね。
しかし、出会う人の中には「よくそんな発色の良い変な服着てますね」と失礼なことを言う人もいるようです。
そんな人への対策は「「『いや、何ですか? イジってるんですか? いじめですか? 何ですか? あなたに何か迷惑かかりますか?』っていう話やん。こっちはツッコんでないのにね。言われてる人のその服をね。『誰があなたが変じゃなくてこっちが変だって決めたんですか? 教科書に載ってるんですか?』それぐらいの脳みそですよ」と、自分のメンタルの持ちようも強くあると良いと話しています。
人生は一度きり。着たい服を着られないのはもったいないのかもしれませんね。
■人との繋がりが希薄だと感じたら…空を見上げて
そして、コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、人との繋がりが希薄に感じるという人へ読んで欲しい記事はこちら。
仮病とまで言われた【パニック症】KinKi Kids堂本剛「空を見てる」理由にファンから悲痛の声#KinKiKids #堂本剛
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パニック障害を患っていたときに仮病を疑われたことがあるという剛さん。
周囲に苦しい思いをなかなか打ち明けられない時、ふと見上げた空が剛さんの心の支えになったそうです。
空を見上げると「繋がっている」と感じると言う剛さんは、ファンにも「繋がっている」ことを忘れないで欲しいと話しています。
また、彼がパニック障害を患ったのは2003年頃とされていて、同年リリースされたKinKi Kidsの7枚目のアルバム『G album -24/7-』には『世界中のみんなで…。』が収録されていました。
この曲には、空を見上げた時に誰もが一度は考えたことがある「空はどこまで続くんだろう」という歌詞が。“世界中のどこにいても空は繋がっているのだから、争いがなくなりますように”という想いが込められた歌詞は、なんとなく剛さんの想いとリンクしますよね。
ファンの中には、空を見上げる剛さんを想像し、この曲を聴くとグッとくるという人もいるのではないでしょうか。
■人生で大切なのは「自分を愛する」こと
さまざまな想いをめぐらせながら人に寄り添うことができる剛さん。
彼の言葉から「自分を愛する大切さ」を知ることができる記事はこちら。
KinKi Kids堂本剛、決断のなかに「自分の感情はあまりなかった」「そうすることが愛だなとも思っていた」 #ENDRECHERI #堂本剛 #FashionMusicBook
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剛さんは「色んな人の苦しみを取り除くことを考えたら、自分は自分の苦しみを気にせず選択するっていうんですかね。それをやりすぎた結果、身体を壊してしまった」経験があるそうです。
だからこそ「自分の人生は自分が守ってあげないと」と考えるようになったのだとか。
自分の決断により、周りに迷惑をかけてしまうと悩んでいるリスナーに対して、剛さんは「自分が『なりたい自分』、自分の『過ごしたい未来』。そこに向かっていきましょう」とアドバイスを送っていました。
■人は皆違うことを念頭に置いて「自分基準」で考えない
最後に紹介するのは、物事を「自分基準」で考えてはいけないことを教えてくれる話。
「自分基準で考えていいことと、考えてはいけないことってあるよね」
KinKi Kids堂本剛さんが、心の問題と同じように捉えるべき事を語りました。#FMB #FashionMusicBook #堂本剛
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各地で酷暑日が続いている今夏。暑さに「強い人」「弱い人」がいるのと同じように心が「強い人」「弱い人」がいることに触れていました。
「自分基準で考えていいことと、考えてはいけないことってあるよね」と提言した剛さん。
「『自分は大丈夫だから』とかじゃなくて、『自分もこうだから』って考えなきゃいけないこともあるし、『自分はこうだけど』って考えなきゃいけないこともあるし」と語りました。
「相手を思いやること」それはどういうことなのかを教えてくれる言葉ですよね。
剛さんの言葉に優しさを感じるのは、自分基準ではない言葉選びも一つの理由なのかもしれません。
少し心が苦しいと感じた時は、剛さんの言葉を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(文:霧島みつき/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)