2023年4月23日放送の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)で潮田玲子さんが「あいのこ」と発言したことを「不適切な発言」としてアナウンサーが謝罪し、ネットでも大きな話題になりました。
(画像:時事)
共同通信社が発行する『記者ハンドブック』によると「差別語、不快用語」の項目に「子ども」について「レッテル貼を貼ることになりがちな表現を安易に使わない」という記述があり、「混血児、合いの子」については「使用を避ける」と記述されています。
ネットでは、「あいのこ」が不適切であることについて「知らなかった」「気をつけなきゃ」などの声も散見されましたが、同著によると「使う側に差別意識がなくても、当事者にとっては重大な侮辱、精神的な苦痛、差別、いじめにつながることがある」として「主な例」が列挙してあります。
■生放送「不適切発言」は他人事ではない?現在はNGな用語、中高年以上は特に要注意!
中でも、中高年以降の人にとっては馴染みのある言葉でも現在は避けるべき言葉になっているものをいくつか紹介します。
「父兄」は前述の「子ども」に関する「レッテル貼り」になりがちということで現在は「保護者」へ言い換えが推奨されています。
「企業戦士」は「過去の劣悪な労働環境や、その時代を示すため必要な場合」を除き「猛烈社員」へ言い換えが推奨されています。
また「外人」は「外国人」、カナダに暮らす人々をの場合の「エスキモー」は「イヌイット」、「帰化」は「国籍取得」への言い換えが推奨されています。
「性差別」につながるため「女史」は「〜さん」、「婦女子」は「女性と子ども」に。「処女作品」「才色兼備」「女傑」も差別につながらないように注意して使用することが推奨されています。
「スキンヘッド」は「そり頭」「頭をそり上げた」などの言い換えが推奨されており、その他に「使用を避けたい隠語など」として「チャリンコ」「スケバン」などが記載されていました。
知らず知らずのうちに使用してしまわないよう、最新の情報を得るようにしておきたいですね。
(文:豊崎ジーン/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)