スピッツのボーカルである草野マサムネさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYOFMほか)。10月30日の放送では、草野さんが西城秀樹さんの楽曲の裏話を紹介する場面や、自身が楽曲制作する場所を明かす場面がありました。
(画像:時事)
■『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』の背景にLGBTQ…西城秀樹にスピッツ草野「とても器の大きな方だったんだなと」人間性に感銘
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
【みんなで叫ぼう🎤アルファベットで漫遊記🔠】#ベイ・シティ・ローラーズ「Saturday Night」をはじめ、
アルファベット叫ぼう系ロックナンバーで
声を出しながら、身振り手振りも交えて漫遊🤩#tokyofm#radiko📻https://t.co/8p4eNB3IIp pic.twitter.com/6d60XvyG5N— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) October 30, 2022
今回は「みんなで叫ぼう アルファベットで漫遊記」と題し、声を揃えて歌えるアルファベットを叫ぼう系ロックナンバーが流されました。
草野さんが「定番ですね」といって紹介したのは西城秀樹さんの『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』。この原曲が男性の同性愛者に向けた応援歌であるという背景や、西城さんが洋楽に深い知識を持ち、当時から今でいうLGBTQについても先進的理解をされていたこと、そしてそういった背景を理解したうえでカバーしていたであろうことを草野さんは説明します。
さらに「なんかね最初、カバーする時に周囲から反対の声もあったそうで。まぁ昭和はね、そういう時代でしたからね。普通ね、カバーしようと思った曲が社会的な深い意味を持っているって知ったら躊躇するもんね。ましてや西城秀樹さん、当時日本を代表するスター歌手で影響力も大きかったですしね」と裏話を語りつつ「なので、とても器の大きな方だったんだなと思います」とコメント。そんな西城さんの人間性に感銘を受けていたようでした。
ネット上では「やっぱりきたねヤングマン!YMCA そんな背景があった曲とは知らなかった」「西城秀樹さん、YONG MANみんな予想してたね カバーした時の背景まで解説してくれて、草野さんが秀樹さんをリスペクトする気持ちが伝わってくる」「改めて西城秀樹さん人柄や生き様も含めて素敵な方だったな~」といった声が。
昭和のヒットソングである西城秀樹さん「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」の知られざる背景に驚いた方が多かったようでした。
■草野マサムネ、楽曲制作環境を明かす!意外にも自然豊かな場所はNG?
番組では、リスナーからのメッセージを紹介。その中で「マサムネさんは自然豊かな所での音楽制作などのお仕事をしたことはありますか?」という質問が。
これに「自然豊かなところ、俺憧れはすごく強くって」と打ち明けた草野さん。作曲家の中には、創作期間中は都会から離れて取り組む人もいることに触れつつ「一度ね、俺もね試しに若い頃、自然豊かなところで曲作りをしてみようと試みたことはあったんですけど、もうね全くね、アイディアが出なくなっちゃったんですよね。自然豊かな中だと」と告白。
続けて「もうね外に出たくてしょうがない、堪らない、自然の中で虫を追っかけたいみたいなそんな気持ちがムクムクと湧き上がって曲作りどころじゃないって感じでね」と、その時の心境を回想します。
そして「なので曲作りはむしろ都会の中の小さな部屋で『どこか行きたいなぁ、遊びたいなぁ』っていう抑圧感を感じながらする方が色々アイディアがどんどん浮かんでくるタイプ。なので、そういうスタイルでやってます。都会であればいいので、別に東京じゃなくっても、大阪でも名古屋でも札幌でも福岡でも仙台でも広島でもいいんですけども、とにかく都会の小っちゃな部屋で曲は作りたいなという、じゃないと作れないなと。自然豊かだともう気もそぞろになっちゃって出来ないタイプです」と、自身のやり方を明かしました。
この話にネット上では「マサムネさん、外に出たくてしょうがなくなりアイディア全く浮かばずw」「へーそうなんですね!回答も好感度高い」「静かで無になるのか、と思ったら、外の虫が気になってしまうのか」といった反応があがっていました。
自然の中でのモノづくりは集中できそうなものですが、かえって落ち着かなくなってしまうという草野さんの答えは意外でしたね。
スピッツの楽曲は自然と合う穏やかな楽曲も多いことから、草野さんが都会の中の小さな部屋で作っているということを想像できない方は多いのではないでしょうか。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
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(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)