“鳥肌が立った”ロバート秋山と梅宮辰夫さんに不思議な縁「父の分まで脱いでいる」

投稿日:2018/10/30 11:20 更新日:

著名人の家族の歴史を徹底取材でたどるNHKの番組「ファミリーヒストリー」。10月29日の放送ではゲストでお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さんが登場。ルーツをたどるうちに父親と梅宮辰夫さんとの関係、曽祖母、祖父との不思議な縁など現在のロバート秋山さんにつながる家族のつながりが感動的だと反響を呼んでいます。

画像は番組公式ページより

満州に渡った父方の祖父・松次

ロバート秋山さんの家族の歴史をたどるため、最初にスタッフがやって来たのは出身地の福岡県北九州市門司区。ロバート秋山さんの祖父にあたる松次さんの人生にスポットライトがあたると、実はある事件がきっかけで満州に渡ったことが判明します。地元の荒くれ者とトラブルを起こした松次さんは追われる身になり、故郷を離れ妻と長女を連れて満州に渡航。そこで、炭鉱で働いていた松次さんですが、ソ連が満州に侵攻することを予測して、昭和19年に帰国することを決断。帰国後は、門司区も空襲を受けますが、防空壕に逃げ込み松次さんと家族は助かり、終戦を迎えることになりました。

ロバート秋山の父親は梅宮辰夫の映画に出演していた

戦争も終わり、昭和25年に生まれのロバート秋山さんの父・幸重さんが誕生。幸重さんは俳優を目指して19歳で上京。幸重さんは先輩俳優・城春樹さんを頼ってちょい役ですが映画に出演するようになります。実は幸重さんは今ではロバート秋山さんが体モノマネをやる梅宮辰夫さんの映画にも出演していたことが判明。これからが俳優としての頑張り時だった幸重さんですが、肺気胸を患い俳優の夢を諦め22歳との時に地元に帰ることになります。この時、幸重さんは手術のため体に傷ができ「裸になれない」とこぼしたそうです。番組に出演したロバート秋山さんは「父の分まで脱いでいる」と語るなど、梅宮辰夫さんと父の過去、現在の自分がつながる不思議な縁を感じさせます。ちなみに、VTRで梅宮さんも出演して、ロバート秋山さんに「後輩は先輩を利用するものだよ」とエールを送ったことなどを話されました。

養子だった母方の祖父・登一

これまではロバート秋山さんの父方の一族の話でしたが、続いて話は母方の祖父である横尾登一さんのエピソードに移ります。両親が忙しく、祖父の登一さんと過ごすことも多かったと語るロバート秋山さん。そんな愛着のある登一さんの戸籍を調べると実は養子だったことがわかります。登一さんの本当の名字は山本で、父親の義一郎さんと母親のカイさんが台湾で結婚して登一さんが誕生。しかし、若くして義一郎さんが亡くなり生活が苦しくなったために登一さんは、裕福な天草の横尾家に養子に出されます。実は養子だったことを登一さんは家族に話しておらず、ロバート秋山さんもこの番組を通じて祖父の過去を知ることになりました。その後、陸軍に入った登一さんは終戦を迎えますが、養父が天然痘で亡くなったこともあり、福岡へと渡りウタコさんと結婚、ロバート秋山さんの母・登代子が誕生。喫茶店で出会った登代子さんと幸重さんが結婚してロバート秋山さんが誕生します。

祖祖母・祖父とロバート秋山の不思議な縁

ロバート秋山さんが架空の人物になる人気企画「クリエイターズ・ファイル」。その中の1人である清純派女優・藤原采の映像は熊本県上天草市大矢野町の湯島で撮影が行われました。実際にロバート秋山さんも撮影のため湯島の小学校を訪れて地元の子供達と一緒に撮影を行なっています。

番組の最後で、この湯島小学校に祖父・登一さんが通っていたことが判明。さらに、曽祖母もカイさんも湯島小学校を卒業していたことがわかります。祖祖母・祖父とロバート秋山さんの不思議な縁に対して、「鳥肌がたった」と視聴者から反響を呼ぶことになりました。(文:かんだがわのぞみ)

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