「暗い」「踊れない」KinKi Kidsデビュー曲が異例な理由、山下達郎が確信した未来に感動の声!

投稿日:2022/06/27 14:09 更新日:

6月26日の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)では、山下達郎さんを特集した企画の完結編を放送。達郎さんが作曲を担当したKinKi Kids『硝子の少年』について語り話題を集めました。

KinKi Kids

■山下達郎が『硝子の少年』制作秘話を明かす

今回は"山下達郎特集"と題し、山下達郎さんに90分超えるインタビューを実施。その貴重な証言をもとに番組が構成されました。

KinKi Kidsのデビュー曲『硝子の少年』について、達郎さんは「『硝子の少年』はとにかく大変だったんです。色んなところで僕発言してますけど、1位は当たり前だと。ミリオンマストって言われたんです」とジャニー喜多川さんからの厳しい注文があった事を明かします。

続けて、達郎さんは「光GENJIの『パラダイス銀河』が97万枚でミリオンが夢なんだと、そんな事ない、(近藤真彦さんの)『スニーカーぶる〜す』で100万枚いってるんです」とコメント。

この話を聞いたスタッフが「デビュー曲ミリオンっていう事ですか?」と問いかけると、達郎さんは「おそらくね。それね、ひどいでしょ?」と心境を吐露します。

また、達郎さんは「初めは『ジェットコースター・ロマンス』を出したんです、それでOKもらったんですけど、でも『ジェットコースター・ロマンス』だと100万枚いかないと思って。僕が…。『もう1週間くれ』って書いたのが『硝子の少年』なんですけど」と裏話を明かしました。

■「暗い」「踊れない」KinKi Kidsデビュー曲が異例な理由とは?

さらに「KinKi Kidsの歌のトーンとか、あの人たちちょっと濡れてる声でちょっと悲しいんですよね、声が。色々考えて『硝子の少年』書いたら『暗い』『踊れない』」と曲を作ったもののダメ出しをされたとのこと。

それでも、達郎さんは「あれ僕にとってのジャニーズの原風景なんです。僕、初代ジャニーズから聴いてる人間なんで、初代ジャニーズがすごく好きだったんです。僕は。小学校から中学校上がるぐらいですけど、そういう記憶があるんで『硝子の少年』のプレスリリースにフォーリーブスを聴いていたママとKinKi Kidsを聴いてる小・中学生を繋ぐもの」と信念を持って曲を作ったと解説しました。

■山下達郎が確信した未来に感動の声!

また、達郎さんは「それで書いたのが『硝子の少年』で、ある意味確信犯だったんだけど、そうするとKinKi Kidsの2人が不安になってくるんでね。当時、彼ら17歳で僕が42歳、今のKinKi Kidsの年ぐらいですけど『大丈夫だよって、あなた達が40歳になっても歌えるから』(と伝えた)」と振り返ります。

そして『硝子の少年』の作詞は松本隆さんが担当。最終的に『硝子の少年』は約180万枚を売り上げた事もあり、達郎さんは「あれが結局、僕にとっても松本さんにとっても最高の売り上げの曲なんですよね。松本さんの全人生の中で一番売り上げたの『硝子の少年』ですから」とミリオンマストの条件をクリアし安堵した事を明かしました。

今回の放送について、ネット上では「KinKiKidsが40歳になっても歌える歌…!!その頃からそれを見越して硝子の少年を作ってたなんてすごい!」「40歳になっても歌える曲だからって言われて本当にそうなるのがまた歴史って感じがする」「初代ジャニーズ世代とキンキ世代を繋ぐのが硝子の少年…40歳になっても歌えるから、っていうのがすごいなぁ」などのコメントが上がっています。

現在43歳の堂本剛さんと堂本光一さん。達郎さんの「大丈夫だよって、あなた達が40歳になっても歌えるから」という言葉通りになっていることを感慨深く感じた人も多かったのではないでしょうか。

改めて『硝子の少年』の魅力を感じられるエピソードでしたね。

【番組情報】
関ジャム 完全燃SHOW
https://tver.jp/episodes/epjqqzgjbz

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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