6月22日放送の「ゆう5時」(NHK総合)では、歌舞伎役者の松本幸四郎さんが出演。息子の市川染五郎さんへの思いを語り、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■幸四郎の分岐点となった作品とは?
6歳で初舞台をふみ、
今や様々な舞台で大活躍の
幸四郎さん☺️✨14歳で大役を務めた
舞台 #ハムレット。
「型にはまらない演技」が#歌舞伎俳優 として幅を広げる
大きなきっかけになったそう💫見逃しは👇https://t.co/tP1btPv0Ca pic.twitter.com/V1QB1e5mJ7
— ゆう5時(金曜はきん5時) (@nhk_yu5) June 22, 2022
幸四郎さんの分岐点となった作品は、14歳の時に出演したシェイクスピアの「ハムレット」。
ただし、歌舞伎の型が身についた幸四郎さんは、演出から「自由にしていいよ」「自然にやってみて」と指示されるも、それが出来ずに苦労した事を明かします。
そんな幸四郎さんを救ったのが、「満天の星この大地」という舞台の台詞。
幸四郎さんは、「稽古終わって帰る途中、上見たら星が見えたんですよね。1つ見つけると2つ目見つかって、結構たくさんあるなって。満天の星の時に空を見上げる角度、手、足、体の向きとか、そういう事じゃないわけですよね」と、当時の記憶を回顧。
続けて、「満天の星だ! と思う事が一番大事な事なんで、それを思った時に、ちょっと少し気持ちが楽になってきた感じではありましたね」とコメント。
さらに、「嬉しい時はすごく嬉しい気持ちに本心からなるっていう事だったり、悲しい時は悲しい、楽しい時は楽しいっていう。怒る時は怒るっていう自分の感情を本当にその気持ちになるっていう」と、自然に演じる事ができるようなった事を明かします。
また、片山千恵子アナウンサーが「歌舞伎俳優としても大きな経験だったんですね」と尋ねると、幸四郎さんは「気持ちがないと、いくら正確なかたちをしても何もお客様には伝わりませんので…。自分の感情を動かすっていう事が大事だって事を『ハムレット』を経験した事で、直接的に感じる事ができた場でもありましたね」と答えていました。
■幸四郎、息子・染五郎に伝えたい思い「たくさん夢を持つ」ことの大切さ説く
幸四郎さんの息子・染五郎さんは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に源義高役で出演し、話題を集めました。
片山アナが、「息子さんに、これだけは大切にしてほしい事はありますか?」と尋ねると、幸四郎さんは「たくさん夢を持つっていうか。あんな事したいなこんな事したいな、それ(夢)を掲げてそれができるようになる努力もするでしょうし、それに進んでいく力にもなるんじゃないかなと思いますね」とコメント。
今回の放送にはネット上で、「染五郎くんのことも話してくれて嬉しかった!」「染くんに望むのは『たくさん夢をもつこと』かあ ステキ」「もっとお話を聞いていたかった。息子さんに大切にしてほしいことを問われ夢をたくさん持つことというお答えが素敵でした」などのコメントが上がっています。
幸四郎さんの「たくさん夢を持って欲しい」という染五郎さんへのメッセージが素敵でしたね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)