12月19日放送の「情熱大陸」(MBS /TBS系)では、歌手の和田アキ子さんに密着。和田さんは右眼の視力をほとんど失うなど、満身創痍の状態でも歌い続ける理由を明かしました。
(画像:時事通信フォト)
■『練習は裏切らない努力は裏切らない』和田アキ子のプロとしての姿勢に反響!
次回の #情熱大陸 は
12月19日(日)よる11時〜放送和田アキ子、歌手デビュー54年目の冬。https://t.co/5Se5dSbteF#mbs #jounetsu #歌手 #和田アキ子 pic.twitter.com/OR5Ycnp4qM
— 情熱大陸 (@jounetsu) December 12, 2021
密着中、スタッフがプロの歌手・和田アキ子さんを相手に「歌上手いですね」と伝えると、和田さんは笑顔を浮かべながら「ちょっとなんて事…えらい事言うなあんた」とツッコミを入れる場面がありました。
続けて、和田さんは「上手いでしょ?そうだからね、緊張しないと上手いんですよ」とコメント。
また、スタッフが「歌は練習して上手くなるんですか?」と尋ねると、和田さんは「(上手くなる)と思います。練習は裏切らない努力は裏切らないと思ってます」と努力する事の大切さを訴えました。
一方で、和田さんは「そいで上手いからってみんなが感動すると限らないからね。だから才能だけではないと思うの。そのオクターブを出せるとかね、そういうのはいいけれども、それが歌に生かされてるかどうか歌は難しいんですよ」と歌う事の難しさについて持論を展開します。
さらに、和田さんは「聴いてくれる人たちの環境、例えばご飯食べられない時に聴いて忘れられないとか、すごく幸せだった時に聴いて思い出すとか。人によって捉え方が違うんで、やっぱり 歌はその人…。でないとこんな歌手多いわけないじゃない。本当に。だから大変ですよ、やっぱり」と本音を語りました。
■和田アキ子、衝撃的な体験を告白
右眼の視力をほとんど失うなど、満身創痍の状態でもステージに立ち歌い続ける和田さん。
「今、夜寝る時に(睡眠)導入剤飲んで寝るんですけど…。一挙に飲んだら明日何にも気にしくなていいんだなって思う時は多々ありますね」と全てを投げ出したくなる瞬間があると告白します。
続けて、和田さんは「1回…初めて言いますけど、大量の飲んでアカンと思って、ボォーっとしてきた時に指突っ込んで吐きました。『何考えてんねん。和田アキ子、アホ、ボケ、カス』って言って、泣きましたけどね」と振り返りました。
ここで、スタッフが「何で続けられるんですか?和田アキ子を」と尋ねると、和田さんは「和田アキ子を作ってくれた人がいて、ずっと支持してくれる人がいるからですよ」と応援してくれる人の存在が支えになっていると言います。
また、和田さんは「こう(人から)突かれんじゃなくて、自分で綺麗に終わりたいですね。それは私にとっては声が出なくなった時ですから、声が出なくなる=歌手じゃなくなるから、多分、バラエティだけはしてないと思うんです」と引退の時期について語りました。
■和田アキ子出演の「情熱大陸」に反響
「ブルーノート東京」でのライブが終了した後、スタッフが和田さんの楽屋を訪問すると、和田さんは「何かやっぱりやめられないなっていう何か…いや歌うまなりたいよね本当に、歌うまなりたい」と語りました。
今回の放送について、ネット上では「情熱大陸の和田アキ子の、歌への情熱に見入った。『聴いてくれる人それぞれの環境、捉え方が違うから難しい。歌が上手いから、人を惹きつけるとは限らない』なるほど…そうだよな」「プロと呼ばれる人の、努力の姿に感動。カッコいいな」「あれだけの大物で、場数踏んでる方だけど、本番前に毎回凄い緊張が襲ってしまうのも、いつまでも歌が上手くなりたいと思うところもずっと変わらない」などのコメントが上がっています。
和田さんの歌に対する哲学に共感した人は多かったようです。
どんな時でもステージに立ち続ける和田さんの姿に感動した人もいたのではないでしょうか。
【番組情報】
情熱大陸
https://tver.jp/corner/f0092787
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)