7月18日放送の「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)では、林修さんが唄い手で歌舞伎俳優の尾上右近さんと対談。右近さんが市川猿之助さんから授かった金言を明かし話題を集めました。
■思春期の尾上右近を救ったのは市川猿之助だった
『日曜日の #初耳学 』👂
次回放送は7月18日(日)よる10時〜📺▽「インタビュアー林修」
歌舞伎界の二刀流で話題! #尾上右近 を支えた先輩名優たちの金言とは?㊙️エピソード続出!?
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市川猿之助さんが人気漫画を舞台化した「スーパー歌舞伎II ワンピース」の若手公演で主役のルフィに抜擢された尾上右近さん。当時は25歳でした。
猿之助さんと信頼関係を築きあげられた理由について、右近さんは「僕がちょうど思春期に入って、これ不思議なことに人としての思春期と役者としての思春期みたいのがまた別にあるんです」と振り返ります。
続けて、右近さんは「声変わりが始まると台詞が思うように喋れなくなったりとか、あとは体が子どもの頃よりも大きくなって。子どもの時これぐらいの寸法で動けばちょうど良かったのが大人になると伸びて見えちゃうって、再構築しなきゃいけない時期があるんですよ」と当時の苦労を語りました。
林修さんが「それはもう文字どおり一からやり直しみたいな感じなんですね」と伝えると、右近さんは「そうなんですよ」と答えます。
当時の右近さんは「これをやっぱり教えていただく先輩誰かいらっしゃらないかなと思った時にちょうど猿之助の兄さんのことを思い浮かべて相談したら…。その日のうちにご飯誘ってくださって」と猿之助さんに相談したそうです。
すると、猿之助さんは「何に悩んでる?どういうことを知りたい?その勉強をするにはこういう本を読んだりとか、こういうものを見たりとか、こういう人と話をしたりとか…。そうすると色々わかるよってってことを教えてくださったんで」と悩む右近さんにアドバイスを送ってくれたとのこと。
また、右近さんは「そういう意味では何か本当に先生というか」と話しました。
■『この骨折を踏み台にあんた羽ばたいてくれ』尾上右近、市川猿之助の金言を明かす!
2017年の「ワンピース」の公演では猿之助さんが骨折をした際に右近さんが代役を務めることになりました。
右近さんは「若手公演の初日を迎えた次の日に事故で骨を折られて、あの時も猿之助のお兄さんが怪我をされながら腕をおさえてみんなちょっと集まって欲しいって言って『明日から尾上右近くんが僕の代役をやるんで、僕の時以上に一生懸命やって右近くんを支えて公演を盛り上げてください』っておっしゃって救急車に乗ってかれたんですよ」と明かします。
そして、この時、右近さんは心配になり猿之助さんの病室を訪問したそうです。
すると、猿之助さんは「あなたは真面目だしコツコツ頑張るタイプで世間から優等生って思われてる。あんたがやっぱり世間に注目を浴びる羽ばたくには俺が骨を折ってあんたが代役をやるぐらいがちょうど良かったから俺のこの骨折を踏み台にあんた羽ばたいてくれ」という言葉を右近さんにおくったそうです。
続けて、右近さんは「もう本当何というか受け止めきれなかったですし、それぐらいの気持ちで僕に対して思ってくださってるってことはやっぱり宝物ですね。今でも」と猿之助さんに感謝しているようでした。
今回の放送について、ネット上では「代役こなす右近さん凄い。この機会に羽ばたけという猿之助さん人として大きい方だな」「ほんまに…右近さんの猿之助さんトーク聞いてて痺れる…ほんと猿之助さんかっこいいよ」「尾上右近さんが出てた初耳学。海老様や猿之助さんとのエピソードが、いかにもおふたりらしいなぁ…としみじみ。同時にそうさせる右近さんも素敵な方だと」などのコメントが上がっています。
後輩の右近さんの背中を押してあげた猿之助さん。先輩としての姿が素敵なエピソードでしたね。
【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/corner/f0079119
(文:かんだがわのぞみ)