毎週土曜日の深夜に放送されている「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送ほか)。6月26日の放送回では、オードリー・若林正恭さんが向日葵を育てていると明かし、話題になりました。
(画像:時事)
■若林正恭、向日葵を育て始める
【オードリーのオールナイトニッポン】お聴きいただきありがとうございました。
ひまわりに話しかける若林さんと、ロケ終わりでお風呂に入った春日さんでした。
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— オードリーのオールナイトニッポン (@annkw5tyb) June 26, 2021
暖かい季節になり、ベランダで過ごすことが多くなってきたという若林さん。ベランダを「もうちょっとこう、華やかにしたいな」と思うようになり、プランターを買ってきてそこに「ミニ向日葵」の種を植えたのだとか。
ネットで調べた情報を参考に、60センチメートルのプランターに3つ穴を開け、一方の端に2粒、もう一方の端には3粒、中央に2粒と、合計7粒の種を植えたそうです。
■若林正恭「あっ、可愛い…!」向日葵の芽について愛おしそうに語る
説明書によると「芽が出るのは、5日から何日まで…みたいなぐらいで芽が出るでしょう、って書いてあって」とのことでしたが「とは言っても、3日くらいで芽出んだろうな」と予想していた若林さん。
しかし、4日経っても5日経っても芽は出てこなかったため、心配になった若林さんは「もういいぞー、出てきても」「恥ずかしがってんのかー?」などと、土に向かって優しく話しかけていたんだとか。
すると、ようやく芽が生えてきたそうで「プランターの両端に、養分のやつ差してんのよ。だから3つの穴のうちの真ん中だけ生えてきてなかった。で、2つだけ『ちょろっ』って、こう」「3つとも芽出して、2つとも芽出してたのよ」と、プランターの両端に合計5つの芽が出てきたことを説明します。
待ちに待った発芽に、若林さんは「『あっ、可愛い…!』と思って、写真撮ってさ」と大喜び。「種、被ったまま出てくるよな、芽って」「種のこう…殻を被ってんのね、みんな。可愛かったね…!」と愛おしそうに語ったのでした。
■心を込めて育てた芽を切り取らねばならない!?「いや、無理だな…!」
その2日後、まだ生えていなかったプランター中心部の2つも無事発芽し、芽は合計7つになったと報告。
しかし、若林さんのプランターで育てられるミニ向日葵の数は3本が限界で、それ以上は土の養分が足りなくて育てられないのだといいます。
「これ、数合わないじゃん。だって今、1・2・3・4…7個芽出してて、最大で3つ育てるということは、(残りの)4つはどうなんの?」と、疑問に思った若林さん。
ネットで調べたところ「オーディションしなきゃいけない」、つまり「生きが良くて葉っぱがより多く展開してるやつを残して、生長の遅いやつは剪定しなさい」とのことでした。
このことを知った若林さんは「いや、無理だな…!」と思ったそう。「毎日じょうろで水あげて話しかけて、みーんな7粒、芽、1週間経って出してくれて、3人に絞るって、俺これ無理だわ!」と、心を込めて育てた芽を切り取らねばならないことを心苦しく感じたと言います。
「だったら!1つの穴に1粒で3つだけで、全部咲かない方がまだ良かったよ、こんな。こーんな辛い思いするんなら」と声をあげました。
■【若手芸人必読!?】若林正恭「早く出りゃいいってもんじゃない」名言炸裂!
ネットで調べたところ「早く伸びて元気なやつを残して切ればいいんじゃないの」という声がほとんどだったそうですが、若林さんは「でもこれって、そうなのかな?」と感じていたようです。
「早めにテレビ出たやつが、長く咲いてるか?」と、向日葵の成長とお笑い芸人の売れ方を重ね、疑問を口にする若林さん。
若林さんの言葉を受け、オードリー・春日俊彰さんは「うーん、必ずしも長く咲いてるとは言い切れないよね、確かに」と頷きます。
さらに「オードリーなんて、早く出た芽をどんどん伸ばせばいいって栽培方法だったら、真っ先にハサミ入れられてるよ、そんな。6〜7年スベってるんだから」と語る若林さん。
なかなか売れなかった若手時代を振り返り、若林さんは遅れて生えてきたプランター中心部の芽に「スピードじゃないぞ」と話しかけていたそうです。
「早く出りゃいいってもんじゃないからな、つって。地下で揉まれて、いろんな状況でやったら逆にその耐性ができるから、芽出てから意外と伸びるかもしんないぞ」と、芽を自分たちの境遇と重ねてエールを送っていました。
■芸人と"向日葵"の共通点とは
しかし、だからといって「遅ければいい」とも限らないのが難しいところ。そこで若林さんは、「俺は本当は、1つの芽…7つの芽があるけど、ひとりずつ5分のフリートーク聴きたいと思ってる。まだネタに昇華できてないけど、モノを見る角度とかがあれば、いつかネタに落とし込めるから…!」と、向日葵の芽を若手芸人に例えて熱く語り、ブースの笑いを誘います。
植物にフリートークをさせるという若林さんの提案に「どういうことなのよ!それ…」「それは難しいって」と笑ってツッコミを入れる春日さんでしたが、その後は「わかるけどね、理屈はわかるよ、確かにね。芸人で言ったらね」と若林さんの考えに理解を示してもいました。
■ファンからは「かわいすぎる」「深い話」
今回の放送について、ネット上では「ベランダで向日葵の種に話しかける若ちゃんかわいすぎるな」「向日葵の間引きに心抉られる若林さんかわいい笑」「ゾウさんじょうろで水やり、かわいいし、似合うね」など、若林さんが向日葵を育てている様子を可愛いと喜ぶファンの声が続出しました。
また「ミニ向日葵のお話、少し感動しました」「ミニ向日葵を芸能界に置き換えるほどの責任感」「若ちゃんの向日葵日記は人生に置き換えた深い話」「結局、向日葵の芽にも芸人さんを重ねちゃう若林さんが好き」など、遅れて生えてきた芽に感情移入する若林さんの想いに、思わず感動したリスナーも多かったようす。
若手時代なかなか売れなかったものの、その下積みでしっかりと力を付け、今ではテレビやラジオで大活躍している若林さん。そんな彼の「早く出りゃいいってもんじゃない」という言葉に、強い説得力を感じたファンが多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
オードリーのオールナイトニッポン
https://radiko.jp/#!/ts/LFR/20210627010000
(文:みなみぱん)