4月4日放送の「SONGS」(NHK総合)に香取慎吾さんが出演。映画「凪待ち」で監督を務めた白石和彌監督が撮影現場で香取さんがアイドルオーラを消した演技をしたことについて語り、話題を集めました。
(画像:時事)
■香取慎吾、稲垣吾郎と草彅剛を語る
番組では、2017年から始めたインスタグラムを見ながら香取慎吾さんにロングインタビューを実施。
香取さんは「72時間ホンネテレビ」(AbemaTV)の頃の写真から、これまでの活動を振り返り、そのインスタグラムについて、香取さんは最初は炎上が怖いなどの理由からそれほど乗り気ではなかったとのこと。
しかし、「『いいね』が『行け』と言ってくれた感じはあるかもしれない」とファンの応援が自分の新しい挑戦を後押ししてくれたことを明かします。
インスタグラムに投稿した写真の中で、香取さんは一緒に再スタートを切った仲間の稲垣吾郎さん、草彅剛さんとの3ショットを見て、香取さんは「何も先は見えていないけど『一緒に新しい道を歩んでみる?』って言った2人ですかね」とコメント。また、香取さんは3人でそれぞれの得意分野を生かして何かやりたいと最初は話していたそう。
■佐藤浩市が香取慎吾に伝えたこととは?
香取さんは、俳優の佐藤浩市さんと食事をする機会があった際「深く話しすぎたことがあって」と"これからの人生どうしたらいいのか?"について相談したことを明かしました。
その時、佐藤さんは相槌を打って話を聞いてくれたそうですが、最終的に「お前、俺にそれを言ってどうして欲しいんだお前みたいな…しらねぇよそんなの」と伝えたとのこと。
この言葉を聞いた香取さんは「それを言ってくれたから『すいません』みたいな感じで吹っ切れた」と、厳しいことを言われたことで迷いが消えた心境を振り返りました。
■"アイドルオーラ"消した香取慎吾に白石監督も脱帽!映画『凪待ち』での演技に絶賛の声
大変な情勢な日々ですが、香取さんの #songs で気持ちが晴れました! ありがとうございました! https://t.co/hLDvBN1xQ8
— 白石和彌 (@shiraishikazuya) April 4, 2020
インスタグラムにアップした写真を見た香取さんは「ここに写っているみなさんとの出会いが僕を形成しているというか」とこれまでの出会いに感謝を伝えました。一方で、香取さんは写真を見ていて「本当は全部泣きそうですよ」と本音を吐露。
もがきながら新しい道を模索していた香取さんが挑戦したことの一つが映画。香取さんは主演を務めた映画「凪待ち」(2019年公開)について、「この作品にかけてるみたいな、あんまそういう言い方したことないけど。そういう感じで集中していたと思いますね」とこれからの人生をかける強い意気込みで撮影に臨んだと語りました。
また、この映画でメガホンを握った白石和彌監督について香取さんは「白石組が本当に素晴らしく、気持ち良くお芝居をさせてくれる環境を作ってくれるので、この監督と今お仕事を一緒にできてる喜び」と感謝の言葉を伝えます。
一方で、白石監督も現場での香取さんについて「まず端的に言うとアイドルオーラを消し去って、ちゃんと役柄の中に生きて。(主人公の)木野本郁男という1人の男をここまで生きてくれるんだっていうのは、僕自身、凄い嬉しかっていうか、凄いなって本当に思いましたね」と香取さんの演技を絶賛。
香取さんが出演した番組について、ネット上では「ダメ元でオファーしてくれた白石監督アイドルオーラを全部消し去って演じてくれた。慎吾はこれに賭けてたところもあったあの時期だからこそ出来た役かも白石監督ありがとうございます」「ありがとう。白石監督のインタビューもしてくれてたんだ」「暗闇の中での白石監督との出会いも大きいよな…」などのコメントが上がっています。
30分という限られた時間の中で、SMAP解散以降の香取さんの新しい挑戦、そして、人との出会いが描かれていて充実した内容となっていたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)