ナレーション・内村光良の正体が判明?子役の名演技も泣ける「なつぞら」9話が話題

投稿日:2019/04/10 11:28 更新日:

4月10日放送のNHK連続テレビ小説「なつぞら」9話で、本作のナレーションを務める内村光良さんが、ヒロイン・なつの父親だった事がわかり話題になっています。

内村光良はヒロイン・なつの父親だった

4月1日から放送が始まったNHK連続テレビ小説「なつぞら」。物語は両親を亡くした奥原なつ(粟野咲莉)が戦死した父の戦友・柴田剛男(藤木直人)に引き取られる形で東京から北海道にやって来るところからスタート。新しい家族として受け入れられるようになったと思った矢先、生き別れになった兄に会いたくなったなつは家出をする事に。

そうした中、10日放送の9話では、家出したなつが戦地から父が送った手紙を読む場面が登場します。「戦争を恨んでいる、早くお前たちのところに帰らせろって、そう思いながら、父さんはお前たちの事を思って」と綴られた手紙。この手紙の声は、ウッチャンナンチャンの内村光良さん。これまで明かされていなかった内村さんの正体が明らかになったシーンとなりました。

「泣きそうになりました」難しい役所を見事に演じ分け

内村さんというと本作のナレーションを務めていましたが、その正体はこれまで明らかにされていませんでしたが、なつに語りかけるようなナレーションは"父親説"が有力視されていました。

そうしたなか放送された9話で、内村さんが父親として、「なつよ、私は約束通り、今もお前と一緒にいるよ」と1人称で優しく娘に語りかける場面が登場。これで、やっぱりナレーションはなつの父親だったことが判明。ネットでは、「ナレーション→ウッチャン=なっちゃんのお父さんなのね。(だからいつも「なつよ、」と呼び掛けてた)」などの声があがっていました。これに合わせて、ドラマの公式サイトで内村さんのインタビューを公開。

『“語り”から父親と分かるようにしていくシーン(第9回)は難しかったです。“語り”だから泣いちゃいけないし、でも娘を思わなきゃいけない。泣きそうになりましたがそこはこらえました(引用元:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/special/interview_04/)』

内村さんは、泣きそうになる感情を抑えつつ、自分が優しくなつを天国から見つめる父親だとわかるようにする演技が難しかったと語られています。ちなみに、ナレーションは朝ドラ前作で同じ役割を担当した芦田愛菜さんを参考にしているとのこと。

なつの少女時代を演じる粟野咲莉の演技に"泣ける"の声

さらに、父の手紙を読む場面の後にエモーショナルなシーンが登場します。柴田泰樹(草刈正雄)たちが家出したなつを発見。「どうして私には家族がいないの!」と泣きじゃくるなつの行き場のない気持ちを泰樹は「もっと怒れ、怒ればいい」と受け止め、「もうそばには家族はおらん。だが、わしらがおる。一緒におる」と優しく抱きしめます。

草刈さんの感動的な演技に加えて、なつの少女時代を演じる粟野咲莉ちゃんの演技に、ネットでは「ヤバイ。なつの子役ちゃん。泣ける」「朝から子役が名演技すぎて泣ける。したばっかりの化粧落ちるわ」と絶賛の声があがっていました。また、ヒロイン・なつを演じる広瀬すずさんも「あっ、今日特に涙腺やばい回だ」とツイートしました。これまで明かされなかったナレーションの正体、その後の感動的なシーンなど、印象的な放送回となったようです。(文:かんだがわのぞみ)

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