TBS系日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」の第16話が8月30日に放送され、堺雅人さん演じる劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)と、阿部寛さん演じる野崎守が対峙する場面が大きな注目を集めました。
敵対する立場で再会したように見える2人。しかし、劇中でリュウが口にした「わたしに嘘はつかないで」という言葉には、表面上とは別の意味が隠されているのではないか――。
編集部が実施した『VIVANT』考察アンケートには、そんな気になる説が寄せられました。

(画像:時事)
■「わたしに嘘はつかないで」は本当にそのままの意味?
※以下、第16話までのネタバレを含みます。
今回寄せられたのは、野崎が「金のために別班を売った」と語った直後、リュウが感情を爆発させて放った「わたしに嘘はつかないでええええーーー!!!」という一言に、2人だけに通じる“別の意味”が隠されていたのではないかという考察です。
一見すれば、久しぶりに対面した野崎に対し、リュウが本心を話すよう求めたセリフにも聞こえます。
しかし、この場面を「野崎は以前からリュウの事情をある程度把握していた」と考えると、まったく違った見え方をしてきます。
この考察ではまず、野崎はリュウが生存していることを知っていたのではないか、と推測しています。
さらに、リュウがシンシー側にいることについても把握しており、そのうえで、リュウには公安としての信念、あるいは野崎への思いに基づいた“譲れないもの”が残っていると読んでいたのではないかというのです。
もしそうであれば、野崎のこれまでの行動にも別の意味が生まれます。
拘束された別班4人をシンシー側に渡すという危険な展開についても、野崎は単純に彼らを切り捨てたのではなく、
「シンシーの中にリュウがいるなら、何かしら動くはず」
と考え、ある意味でリュウにその後を委ねていた可能性があります。
つまり野崎は、リュウがどこかのタイミングで別班を助ける、あるいはシンシーの思惑とは違う行動を取る機会をうかがっていると踏んでいたのではないか、という見方です。
■2人にだけ別の意味が伝わる言葉が必要だった
そして重要なのが、リュウと野崎が対峙した場所です。
そこにはシンシー側の人物もいるため、もし2人が水面下で通じていたとしても、その場で堂々と作戦について話すことはできません。
野崎が「お前は本当は味方なんだろう」と確認することもできなければ、リュウも「このあと別班を逃がす」と伝えることはできません。
だからこそ、周囲には普通の会話に聞こえながら、2人にだけ別の意味が伝わる言葉が必要だったのではないでしょうか。
そこで浮上するのが、「わたしに嘘はつかないで」というセリフです。
■「そのシナリオではない」という合図だった?
アンケートで寄せられた考察では、この言葉には、
「そのシナリオではない」
「その進め方ではない」
「別の路線でいこう」
という意味が込められていたのではないか、としています。
つまりリュウは、野崎がその場で演じている“筋書き”に対して、
「その話には合わせない」
「別の方法で進める」
と暗に伝えたのではないかというのです。
「嘘をつかないで」という一見感情的な言葉を使えば、シンシー側には、リュウがかつて親しかった野崎に対して個人的な感情をぶつけているようにも見えます。
一方で野崎にとっては、リュウが自分の意図を理解しており、なおかつ“別の動き方をする”というサインだった――。
そう考えると、このセリフは表と裏で二重の意味を持っていた可能性も出てきます。
■野崎はリュウに賭けていた?
もしこの考察が当たっているなら、野崎はリュウとの再会で初めて彼の真意に気づいたのではなく、もっと前からリュウの存在を計算に入れて行動していたことになります。
別班4人をシンシーに渡したことも、リュウなら完全には見捨てないという信頼があっての選択だったのかもしれません。
そして「わたしに嘘はつかないで」という言葉は、その信頼関係を確認するための合図だった可能性もあります。
もちろん現時点では、このセリフが暗号だったことも、野崎がリュウの生存や立場を事前に把握していたことも明らかになっていません。
それでも、周囲に聞かれている状況で2人だけに分かる言葉を使う必要があったと考えると、「わたしに嘘はつかないで」という一言が急に意味深に見えてきます。
果たしてリュウと野崎は、本当に敵として対峙していたのでしょうか。
それとも、すでに2人の間では“別の作戦”が動き始めていたのでしょうか。今後、リュウが別班に対してどのような行動を取るのかに注目です。
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※情報は掲載時点のものです
<調査・文・編集:COCONUTS編集部>
