NGT48のメンバー・山口真帆さん暴行事件をめぐる事件では、被害者である山口さん本人が謝罪したことで波紋を広がり、運営はじめ様々な立場のコメントが注目されています。そのようななか、メンタリスト・DaiGoさんが「某アイドルの謝罪に学ぶ、ダメな謝罪とイイ謝罪の違い」と題して動画をアップし注目を集めています。
被害者・山口真帆さんの謝罪に波紋
昨年12月にNGT48のメンバー・山口真帆さんの自宅玄関前に男2人が押し入り、暴行を加えた事件が発生。犯人の2人は新潟県警に逮捕されますが、後に不起訴処分になります。この対応に疑問を持った山口さんは、1月9日に更新したツイッターで襲われたこと、メンバーが帰宅時間や家、部屋を教えたことなどを訴えました。山口さんの告白を重く見た運営サイドは10日、メンバーがファンに帰宅時間を漏らした事実を認め、防止策強化するとした上で、劇場の3公演の中止を発表しました。一方、被害者である山口さんはライブに登場すると「男2人に襲われた」と謝罪したことが波紋を広げることになりました。
メンタリスト・DaiGoが語る「ダメな謝罪とイイ謝罪の違い」とは?
某アイドルの謝罪に学ぶ、ダメな謝罪とイイ謝罪の違い: https://t.co/GyMPrcZqXM、@YouTube がアップロード
— メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) 2019年1月13日
メンタリスト・DaiGoさんが「某アイドルの謝罪に学ぶ、ダメな謝罪とイイ謝罪の違い」と題して動画を公開しました。今回の事件では、被害者である山口さんが謝罪したことも問題になっていますが、DaiGoさんはメンタリストならではの視点で今回の事件の分析を試みます。最初に「謝罪の目的は大衆の共感を得るのが目的、そういう意味であの謝罪は最悪です」と断言するDaiGoさん。共感を得ようとすると人数が多い人=大衆に合わせる必要があり、大衆は社会的な強者よりも弱者に感情移入しやすいもの。そういった意味で、被害者が謝罪したことは当然ながら大衆の共感は得られることはできません。また、DaiGoさんは謝るべき人間についても持論を展開。より謝罪を効果的にするには立場のある責任者が謝ることが重要で、現場の人間が謝るのは最悪とコメント。今回の場合は、名前や肩書きがある人間が前に出てきて「運営の不注意のせいでみなさんをお騒がせしました」と責任を認めた上で謝罪するのがベストだったと力説します。
今回の騒動は一般の社会の中でも起こり得ると力説
DaiGoさんは一般の会社でも同じような問題が起こり得ると語りかけます。一般の会社では謝罪する場合、法律のレンズを通して判断する場合が多々あり、法律的に正しいのかという視点だけで謝罪すると、「型通りの対応」と気持ちの問題を重視する大衆の共感を得られないと解説。結局、こうした問題が起こるのは「当事者意識の不足」が根本にあり、「早く面倒くさいことを終わらせたい」「ミスを認めなくない」という感情が働くのだとか。その結果、トップが謝りたくないと言い出すと謝罪をする人間がたらい回しになり、最終的に一番立場の弱い人間が謝罪するという最悪のパターンに陥ることに。被害者の山口さんが謝罪した今回のケースもこのパターンに該当するのではないかと説明。そして、最後にDaiGoさんは経営者に向けて「弱い立場の人に謝らせるのは絶対にやめた方がいいです」とアドバイスを送ります。
DaiGoの動画に「参考になる」と絶賛の声
とても参考になりました。前職の某会社のアドバイザーになって頂きたい!
というか、この動画をタダで配信してくれるDaiGoさんは太っ腹すぎる…— いけ (@nhUB2IQDOWHQlUM) 2019年1月14日
本当にDaiGoさんの言う通り。
真っ先に責任者が矢面に出て謝罪していれば、少しはNGTを信じたい気持ちが残ったと思う。
結局今村さんは最後まで逃げて消えましたね。そこまで低レベルな人間だったとは・・・ https://t.co/LnjImOZaT2— プルーデンス (@dearprudence36) 2019年1月14日
山口真帆さんが被害者なのに謝罪した件について非常に的確な見解を示す、メンタリストのDaiGoさん。
納得しすぎて50000いいね押したい。#NGT #山口真帆 #JusticeForMaho pic.twitter.com/3YK8ZBzjsm
— kamiya_11 (@HAGETAKA_FUND11) 2019年1月13日
DaiGoさんの動画を見た人からは、「とても参考になりました。前職の某会社のアドバイザーになって頂きたい」など絶賛のコメントが寄せられています。謝罪の目的は大衆の共感を得るのが目的で、法律的に正しいのかよりも気持ちの問題が大事という理論はなるほどと思う人が多かったようです。また、アイドルや会社などの組織で問題が起きた場合は、誰か特定の人の責任というよりも全体の問題と捉え、立場の弱い人ではなく、より立場の重い人が矢面に立って謝罪することで大衆の共感を得やすいというのは、多くの企業でも参考になるポイントのようです。動画というわかりやすい方法で、山口さんの謝罪の問題を解説してくれたDaiGoさんが賞賛されるのも頷けますね。今回の騒動を客観的な視点で見ることにおいて参考になりそうですので、ぜひチェックしてみてくださいね。(文:かんだがわのぞみ)