<記事提供:COCONUTS>
毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』。
12月30日の放送では、ファンの間で2023年に最も聴かれた堂本剛さんの楽曲が紹介されると同時に、ファンクミュージックが子どもにハマる理由や、堂本さんがファンクミュージックと出会った時の心境などが明かされました。
(画像:時事)
■2023年最も聴かれた“剛曲”は!?子どもにハマる理由を堂本剛が説明
12月30日は2023年内最後の放送ということもあって、リスナーそれぞれの「今年1番聴いた剛曲」を募集していました。
ファンの方の間では、ENDRECHERIの最新アルバム名にもなっている楽曲『Super funk market』が「今年1番聴いた剛曲」に輝いており、あるリスナーの方は楽曲の中で歌詞がない部分のことを「背骨」と表現しながら、娘さんとともに一緒に歌うことを楽しんでいたそうです。
このメッセージを受けた堂本さんは「僕が1番最初の頃からみなさんにもお伝えしていたようにですね、ファンクミュージックって、本当はお子さんにも夢中になってもらえる要素がありまして」と切り出します。
「これは理論上あるなと思うんですけど」と前置きした堂本さんは、「同じことを繰り返すとか、僕らミュージシャンの中では『リフ』と言いますけど、印象的なメロディーが何回も繰り返しされたりするってことだったり、ちょっと特徴的な変わった変な音が多用されていたりとか、ファンクミュージックっていうのはそういう彩りが豊富なので」とその理由を説明。
「本当に何か小難しく考えずに、『何か楽しい音なってるな』とか、『楽しそう』とか『にぎやか』みたいな、そこをピックアップしていけばいいだけの音楽でもあるので、そういう意味ではお子様のほうが何も考えずに『何か楽しそう』、『賑やか』、『華やか』みたいなところをピックアップして楽しんでくれると思うんですよね」と、ファンクミュージックが子どもにも“ハマる”理由を堂本さんなりの言葉で明かしました。
■ファンクミュージックは宇宙!堂本剛は「そんなに楽しいジャンルある?」
また、このリスナーの方が使っていた「背骨」という表現について、堂本さんは「『背骨』と連続して言うだけで楽しくなれるんだったらそんなに楽なことないというか」と本音を漏らします。
ただし、このリスナーのご家族が「背骨」という表現を使っていることこそがファンクの一環であるらしく、堂本さんは「『背骨』って言って楽しめるってなかなかないものですからね。ファンクミュージックってよく『宇宙』っていうキーワードがありますけど、まさにそういうところが僕は宇宙だなと思うんですよね」と語ります。
「そんなに楽しいジャンルある?と思いますけれども」と主張しました。
■堂本剛、生きる道は「必ず見つかる」苦しみを抱える人へ救済のメッセージ
また、堂本さんはこのリスナーの方が『Super funk market』を聴きながらファンクらしい楽しみ方をしていたことを受け、自身とファンクミュージックとの出会いにも言及。
「僕自身も、自分が生きてきた中でファンクミュージックに急に出会って、塞ぎ込んでしまうような気持ちとか、苦しい気持ちとか、そういったものが一気に、『考えるのが意味ないかもね』って、そういう風に聞こえてきたんですよね」と切り出します、
「僕自身は元々明るい人間ではなくて、今もすごく明るいわけではないんですけど、自分の中の明るい部分は誰しもが持っていて、『こういうことがあるとクスッと笑っちゃう』とか、『こういう景色見てると落ち着くな、和やかになるなとか、顔が綻ぶな』とか、それは誰しもあると思うんです」と語った堂本さんは「そこをクローズアップして、引っ張り出してくれたのが、僕にとってはファンクミュージックでした」と回顧。
「『自分はそういう音楽を聴く人間じゃないしな』じゃなくて、本当に塞ぎ込んでしまいがちな人とか、『真面目に考えすぎてしんどいな』とか、色々考える人ほど聴いてもらったらいいなと思ってしまいますね」と話しました。
「みなさんも、まだファンクミュージックに触れていないという人、是非ファンクミュージックに触れて、自分の命の匂いをプンプン、自ら嗅いでみてください。『自分はこういう風に生きていくべきなんだ』ということが必ず見つかると思いますので」と、未だファンクミュージックと出会っていない方に向けたメッセージも発しています。
ネット上では堂本さんの話を聴いた上での「FUNKは子どもがたとえ歌詩の意味がわからなかったとしても、音が楽しいからノリやすくて楽しめるから好きだと思う」という意見や、「Super funk marketは暴れまくるベースにテンションだだ上がりです」という声が見られています。
また、他にも「今年1番聴いた剛曲」として『I, Knew Me』を挙げ、「この曲に出会えて幸せです」と綴るなど、リスナーそれぞれの「今年1番聴いた剛曲」に関する書き込みも続出していました。
ファンクミュージックが持つ人への影響力や人間らしさが堂本さんのエピソードとともに説明され、改めて堂本さんがどのような想いでファンクミュージックと向き合っているのかが確認されましたね。
各々のリスナーがそれぞれの多種多様な楽しみ方を持っているのも素敵だなと感じました。
【番組情報】
堂本剛とFashion&Music Book
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)