<記事提供:COCONUTS>
毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。
10月14日の放送では、堂本さんが自身のライブに参加する人々の想いについて言及し、皆が集う会場をどのような場所だと思っているのかを明かしました。
(画像:時事)
■ENDRECHERIのライブは“ぼっち参戦”でも「1人って思い込んでいただけ」!?
番組には、堂本さんのおかげで「I,Knew Me」、つまり「自分自身を知ること」と「新しい自分に出会うこと」を叶えられたという1人のリスナーからメッセージが届きます。
このリスナーの方はワイワイしたいけれども友達作りに苦戦してしまうタイプであり、ライブでも「フー!」と声を出してみたいけれども恥ずかしさからクラップばかりになるなど、周囲の目線を気にしてしまう性格であることを伝えます。
そんな中、1人でENDRECHERIの大阪ライブに参加すると、MCで堂本さんが発した「1人じゃないよ。1ミリ動けば世界の見え方は変わるから」という言葉に背中を押され、後ろでノリノリだった方に勇気を振り絞って話しかけたそうです。
この方も自身と同じく1人で参加していたことも相まって、思い切って「フー!」という声を出すコツなどを聞き、楽しい時間を過ごせたと伝えられました。
一歩踏み出させてくれた堂本さん、そして会話を交わすことができた方へのラジオ越しでの感謝が伝えられると、堂本さんは「ぼっち参戦でね、1人でライブに参加されている方も多く見受けられるんですけど、すごいなと思いますよ」と反応します。
「『フー』とか『イェイ』とか声出せなかったとしても、1人であの空間に行くっていうのも。人見知りな人はすごい勇気がいるんだろうなとか思うんですけれども」と、リスナーの方の心情に寄り添った堂本さん。
ENDRECHERIのファンの方々が1人で来るファンも受け入れてくれる雰囲気であることに言及して「『1人って思い込んでいただけか』っていうような時間が、繰り広げられているように思うんですよね」と話すと、「だから、みなさんが参加型?というか、参加できるような形で今回のセットリストとか構成とかは作ったんですけど」と明かしました。
■ライブ会場には様々な背景の人々が織り成す1つの想い、堂本剛にとっては「生きている喜び」
続けて、堂本さんは自身のライブにおいて重要視していることについて話していきます。
「やっぱり大事なのは、コロナのルールが変わる前、コロナのルールが変わった後、そんな両極にあるような世界の中でも『幸せやな』とか、『楽しかったな』とか、『生きてて良かったな』とか、『こういう人たちと繋がれている人生って本当に幸せだな』とか、両極の世界の中でもそういう時間が確信できているっていうのはすごく大切だと思うんですよね」と自身の意見を発信。
「でも、それは1人ではできないです」と断言すると、その理由として「自分にとって大切な人たちの存在があることや、その人たちの想いと自分の想いが1つになっているから叶えられる時間でもあるので」と説明します。
「これからも自分の想いもそうだし、そばにいて応援してくれる人たちの想いもそうだし、その想いっていうものが1つであればいいなって。それぞれの想いがあるのは当たり前やと思うし。でも、そのそれぞれの想いが1つになるっていうのが、生きている喜びでもある。そういう感覚の下で日々彩られていけばいいなと思いますね」と自身の願いを明かしました。
■自身のライブを「待ち合わせ場所」と表現した堂本剛、ファンとは背中を押しつ押されつの関係性
ライブ会場という“空間”に関する話はまだまだ続き、堂本さんは「ライブではこういう話をする必要もなく、想いっていうものが1つになる不思議な時間だと思うんです」と話します。
「それぞれの人生があって、それぞれの人生の中で、会場に集まるんです。待ち合わせをしてね。それは、ステージにいる人たちも、ステージを創る人たちも、見に来てくれる人たちもみんなね。待ち合わせ場所に来るんですよね。そこで、待ち合わせをして、何をするか。『ありがとう』とか『愛してる』って言う。それを何度も繰り返すために、その場所に来るって、僕は思っているから。それが叶えられる人生は本当に大切だなと思いますね」と、“らしい”表現も織り交ぜながらライブの持つ“意義”について自身の考えを発した堂本さん。
「I,Knew Me」したというリスナーの方の名前に触れながら、「みなさんにもどんどんどんどんI,Knew Meは繰り返して欲しいし、僕もそうしたいなと思うし」と明かすと、「やっぱり、1ミリ動くのがどれだけ大変なことか、すごく僕はわかっているし。だからこそ、その1ミリで勇気や力を与えられるように生きていきたいなと思うんですよね」と話します。
「でも、僕だってみなさんに1ミリ背中を押してもらって動いている。そんな日もいっぱいありますからね」と伝え、「だから、僕だけがみなさんにとって大きい存在だとか、そういうことじゃなくて、僕にとってもみなさんが大っきい存在だから。まあ、同じってこと。それをもっともっと理解して、一緒に生きていけたらいいなって、すごく思っています」と締め括りました。
ネット上では、「私もぼっち参戦だよー!Erotherのみんながいるから大丈夫」という言葉や、セットリスト構成の背景を耳にした上で「今回すごくステージと客席が一体になる構成でとても楽しかった!」という感想、さらには堂本さんの言葉を借りながら「これからもたくさん待ち合わせ出来る場所があるといいな」という願いまで、多種多様な声が見られました。
想いが1つになることを参加者のみなさんもわかっているからこそ、1人で参加しても共鳴し合えるのだろうと思いました。
そして、ライブ会場を「待ち合わせ場所」と表現する堂本さんは非常に素敵な方だなと感じてしまいますね。
【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)