<記事提供:COCONUTS>
毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。
10月7日の放送では、堂本剛さんが自身のライブに臨む姿勢や、ライブ会場内で自身が抱いている感情を包み隠さずに明かしたことが話題となっています。
(画像:時事)
■ステージの上で堂本剛が抱く“本当の感情”「嬉しいと共に、胸が締め付けられる」
番組では、以前ENDRECHERIの神戸でのライブに参加したというリスナーの方からメッセージが届きます。
このリスナーの方は、ライブの感想やそこで得た感動、周囲の反応などに触れた後、堂本さんがライブの中で口にした「僕の人生に時間を使ってくれてありがとう」という言葉に対して「こちらこそです」と返答し、堂本さんが自分を生きることで、自分を含むファン一同は幸せに生きていけると伝えます。
会場では周囲から同様の声がたくさん聞こえていたことに言及しながら、「幸せな時間をありがとう。愛しています」とメッセージを締め括りました。
これを受けて、堂本さんは「コロナの時代が始まって、よりね、なんかこう…沁みるというか。これだけ大変な状況の中でも自分に会いに来てくれる人がいるんだなって。それがすごく、嬉しいと共に、胸が締め付けられるというか」と本音を告白。
「だから本当に、一瞬でも気を緩めると、危なかったりとかもして」とライブ中の率直な心境を明かすと、「その気持ちもある中で、ずっと、変な歌も含めて歌ってますから。だから、下手したら変な歌を歌っている時に泣いてしまう可能性すらあるという危険性を伴いながら、ライブをいつもやっています」と話しました。
■堂本剛、声を詰まらせ“優しい時間”を共有してくれるファンに感謝
堂本さんのライブ中の心境に関する話はまだまだ続き、「だって、僕のステージから見る景色っていうのが」と発すと、そのあとは数秒間声を詰まらせ、「(僕のステージから見る景色)っていうのが、すごい平和なんですよ。めちゃくちゃ」と語ります。
「なんて言うのかな、ミーティングをやった時にも感じたんですけど」と前置きしつつ、「10代の人、小学校の女の子とか男の子、あとはご夫婦で来てくださってんのかなとか。この間は双子の兄弟の男の子が来てくれてたりとか。本当に人生の先輩の方々もいっぱいいるし、そういう人たちの姿を見て、『こんなに色んな人たちがENDRECHERIのファンク聴きに来てんのか』と思ったら、むしろ平和というか」と持論を述べた堂本さん。
「例えば、バラードのライブとかだったら、色んな人たちが聴きやすいという点で、これだけ幅広いお客さんが入ってくれてるんだなっていう認識がしやすいっていうのが、なんとなくあるんですけど」と説明しつつも、「このENDRECHERIの開放的な、独創的な世界に、これだけの幅広い人たちが集ってくれているということが、その現実と距離があるから。その距離は僕としてはハッピーな距離なんですけど、すごいなんか『え?』と思って。『こんなに優しい空間あるんや、地球に』って感じがしちゃうんですよね」と正直に話しました。
■ライブでのファンとの“交流”は「愛の循環」
さらに、堂本さんは自身のライブにおいて「もっとこうしてほしい」「ああしてほしい」「なんでこうじゃないんだ」といった声が客席から聞こえてこないと明かすと、ファンからの「つよしくーん!」という声援に対して、自身は「みんなー!」と思っていると主張。
「『ありがとう』って言ってもらってること自体が、もちろん嬉しいんですけど、なんか苦しいぐらいなんです」という正直な心の声を明かし、その理由を「『こっちがありがとうやから』ってずっと思ってるから」と説明します。
「これが結果として優しい時間になってるんやなと思って。『ありがとうって僕が思ってます』『いや、私たちの方がありがとうって思ってます』『いやいや、僕の方がありがとうって思ってますよ』『いやいや、』って。これがずっと続いてるんやと思うんです。これが愛の循環やなと思って」と、自身のライブにおける様子を“らしい”言葉で表現した堂本さん。
「こういう優しい時間が、自分の人生の中で現実としてあってね、またそれを通して人の優しさや温もりっていうものを学べる、本当に貴重で大切な時間やなと思っているんですよね」と正直に話を続け、最後には改めて「本当にみなさん、ありがとうございました」と発しました。
ネット上では「こちらこそ本当にありがとう。本当にこちらこそ、です」や「剛くんが自分らしく生きている事で、私も頑張れるし、優しく強くなれてます!!本当にいつもありがとう」など、まるでライブ会場の雰囲気が直に伝わってくるような声が続出したほか、堂本さんの様子を踏まえて「泣きたい時は泣いてください。同じ人間ですから。これからも大好きな音楽を自分らしく続けていけますように、願っています」というメッセージも見られました。
堂本さんが主役であるはずのライブにおいて、自身がどのような想いを抱いてステージに立ち、会場に駆け付けたファンの方々との“交流”を楽しんでいるのか、そんな心の奥底の声が聞こえてくるような言葉でしたね。
堂本さんの言葉を借りるとすると、そんな「愛の循環」が感じられる平和な様子、そして優しい時間が今後も続いていくようにと願わずにはいられません。
【番組情報】
堂本 剛 とFashion&Music Book
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)