株式会社横浜国語研究所(屋号:ふくしま国語塾)では、2018年11月10日、特別授業を実施します。
同塾在籍の小学5年生~中学3年生(約10名の男女/異学年同席)を対象とした授業です。
折しも、2020年教育改革にともなって大学入試センター試験が大きく生まれ変わろうとしていますが、国語についても明確な変化が予想されます。マーク式から記述式へ。そして、単なる文章(連続型テキスト)の読解から、図・表・イラスト等(非連続型テキスト)も含む総合的な読解へ。そのために今求められているのは、新たなる「読解記述」の指導です。
今回同塾が行う授業は、哲学的メッセージのこめられた数コマの漫画を文章化させる授業です。まさに新しい「読解記述」の形がそこにあります。扱う教材は、個性的な番組(ピタゴラスイッチ等)やCMにその独創性が現れている佐藤雅彦氏による本、『プチ哲学』(中公文庫)。当塾では以前から随時この本を用いた授業を行っていましたが、最近、日テレ「スッキリ」で風間俊介氏が「人生を変えた本」として紹介し話題になっているということでしたので、改めて授業に取り入れ、それをメディアのみなさまに公開する次第です。
開催概要
時:2018年11月10日(土)19:00 ~ 21:00(120分)
場所:ふくしま国語塾(所在地 〒244-0801 横浜市戸塚区品濃町541-3 オセアンビル501)
対象:当塾在籍の小学5年生~中学3年生(約10名の男女/異学年同席)
内容:『プチ哲学』の漫画を「ふくしま式200字メソッド」で文章化
昨今、アクティブラーニングという言葉がひとり歩きしています。
ともすると、教室を児童・生徒が動き回るだけの「身体におけるアクティブさ(身体活動)」をイメージしがちですが、真のアクティブラーニングとは、見えない部分、すなわち「頭の中におけるアクティブさ(精神活動)」を呼び起こすものでなければなりません。
同塾の授業は発表も討論もなく見た目には地味ですが、子どもたちの書いた文章を読めば、なるほどこれが真のアクティブラーニングなのだとご納得いただけることでしょう。
同塾では、文章化させる際に用いる「型」があります。それは、「ふくしま式200字メソッド」。朝日新聞(2018年6月30日/東京版)などでも取り上げられ、注目度が高まっているメソッドです。
今回は、これを用いて文章化する授業となります。
「ふくしま式200字メソッド」
アは1なためAである。
しかし、イは2なためBである。
だから、アよりもイのほうがCであると言える。