美容整形は人を幸せにするのか?「心に突き刺さる」整形女性のリアルな言葉。

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美容整形経験のある女性によるツイッターアカウント、いわゆる「整形垢」は「美容整形」を経験する女性によって経過報告や情報共有などをしています。そして、「美容整形」によってメンタルがどのように変化していくのか、またなぜ自身は美容整形をせねばならないのかなどが赤裸々に綴られています。あっという間にフォロワーが増えていくアカウントも多く人気が出ると1ヶ月あたり数千規模でフォロワーが増えていくこともあるほど。また、「整形お姉さんの垢すごい胸に響きますね」といった反応があるなど、その内容は人々の心を動かす何かが詰まっていました。

国際美容外科学会が発表した2016年「もっとも美容処置が行われた国」の調査レポートによると日本は世界3位にランクイン。1位アメリカ2位ブラジルとなっていて、3位の日本では年間約114万件の美容処置が行われているとのこと。(脱毛も調査対象になるため、脱毛件数によって数値が高まっているとしても、「顔と頭」に関する処置で4位にランクインしています。)

日本は意外にも整形大国でした。女性たちにとって「美容整形」がどんなものであるのか、整形アカウントの意見から見えてきた「美貌」と「女性の幸せ」についてのリアルで「胸に響く」言葉をまとめてみました。
整形の経験に問わず女性なら他人事には思えないリアルで心に突き刺さる生の声は、切実で、どこか逞しさに溢れています。

自分より可愛い子を見たくない

整形アカウントは超直球…「自分より可愛い女は全員顔面燃やしたい」

「可愛い子を見た瞬間に全部全部吹っ飛んでパニックになって後は自らピエロになる」

「私とあの子で比較されたら」

可愛い人の前では自分なんて無価値になる。

女の子の言う「可愛い女の子が好き」なんて嘘だという意見が整形アカウントでは多くみられます。「好き」どころか一緒にいたくない、見たくない、同じ場所に居合わせると死にたくなるという意見。これは、ある意味、女性の本音かもしれません。その時、女性たちは自分の心をどこに置いたらよいのでしょうか。

美人じゃなきゃ人生になんの意味も見出せない

「あの子に負けたくない可愛くなりたいあの人に認められたい」

「人生は毎日美人が勝つように出来てる」

「元カノに負けたくないから」

「美人じゃなきゃ生きてたって楽しくないし人生になんの意味も見出せない」

可愛くなって好きな人に振り向いてもらいたい、女性なら誰もが思うこと。「恋」はただでさえ、苦しさや切なさが伴うもの。そのうえ、嫉妬心ややるせなさにどんどん自身の心の弱みに向き合わざるを得なくなる。つらい恋を経験したことのある女性なら、分かるのではないでしょうか。
「美人にならなければ振り向いてもらえない」、元彼女やライバルに勝つためには今より「可愛く」なければならない、そう強く思うことで「恋」をより辛いものにしていきます。また、「人は外見ではなく中身」という理論に反して「美人」なだけでイージーモードを歩む女性たちを目の当たりにするたびに「顔」のせいで損しているのではという苦悩がチラつきます。人を羨む気持ちや嫉妬心が自分自身を苦しめていることも自覚があるからこそ悩みは一層深刻になっていきます。

「こんなに人生は楽しいんだ」整形して最初に感じること

「整形して本当に良かった」

「今まで生きて来た中で一番人生楽しい」

「好きな人に可愛いって褒めてもらったときここまで顔面課金してきたことを心からよかったと思えた」

整形をした後に、やって良かったという思う女性は多いようです。「良かった」「普通の顔で生まれ」たらこんなに「人生楽しいんだな」と高揚感に溢れるようです。整形をしたことがない人でもメイクや髪型をガラッと変えて周囲の反応がこれまでと全く違ったものになった時、「人生は楽しい」と高揚感に舞い上がる時がありますよね。整形は言わばその感覚の麻薬級のようなものでしょうか。そこからこれまでネガティブになっていた部分が好転していくのであれば、それもまた生き方のひとつかもしれません。

整形依存、やってもやっても「最高」になれないジレンマ

「あとどれくらい整形したら」「あの人の好みの顔になるにはいくらかければいいの?」

「全然まだだったわごめん次何やろ」

「自分ももっともっと整形しなきゃいけないと思ってしまう」

「1か月に1回は顔のどこかいじらないとブス過ぎて死にたくなる」

一度踏み入れた「整形」の世界、もっともっと綺麗になりたいと深入りしていく女性が多く見られました。ひとつだけ高級なバッグを持ちたいと頑張って買ったけれど、全部揃えたくなりいつのまにか散財していたという行動に似たものでしょうか。最初の整形だけで得られたものが満足のいくものでなかったなり、もっと整形したらもっと「愛される」のではないか、もっと人生がうまくいくのではないかと考えるようになっていく。あるいは、心の弱い部分が立ち直っていないうちから依存できる存在として「整形」に頼るようになっていくのかもしれません。

「整形すれば誰でも無条件に可愛くなれる」わけではない?

「整形すれば誰でも無条件に可愛くなれる」わけではない?

「整形すれば誰でも無条件に可愛くなれると思っていた時代が私にもありました」

「”普通→可愛い”の変化は素晴らしいけど、”人外→普通”の変化をしても、得られたものは少なかった」

「埋没とか涙袋ヒアルごときで可愛くなれる子なんてもう既に可愛いんだからあんまり自分に夢みるんじゃねぇぞ」

「コンプレックスを抱えてきた時間の闇が深すぎるし、整形した後でもまだ満足できない」

整形をしたのだから、きっと自身の顔に満足したのだろうと思いきや、自身が思い描く「可愛い」や「美人」に到達できなかったという意見がとても多く見られました。むしろ、整形しても「可愛く」なれない自分は「どれだけブスなんだ」と返って、自己評価を下げてしまっているような意見もありました。

整形は誰にも賛成されないこと、悩んでも誰にも相談できない

「整形って後戻り出来ないんだよ。一方通行。行ったら行ったっきり。」


「お前が選んだんだろうが笑って言われる気がしてしんどい」

「世界でただ1人私だけが不幸な気がしたって仕方がないじゃん。」

ネットでもよく見られますが、タレントの誰が整形しているかなど「整形」に関することはゴシップとしても人気があるように「美容整形」自体がまるで罪や大きな恥かのような世間体があるなかで、悩みがあっても打ち明ける人がおらず孤独感を感じるという意見がありました。みんなが幸せそうに見えて、まるで自分だけが不幸でひとりぼっちなのではないかと感じることは誰しも経験があるはず。誰にも相談できないことを一人で決めて一人で抱えて生きていくことによって、かえって強くなっていっているようなツイートも多く見られました。
これから整形を考えている人は、このような孤独が待っていることも頭に入れておいた方がよいかもしれません。

「めちゃくちゃ怖かったな」美容整形は決して“楽して”“綺麗に”ではない。

「大金払って成功するかどうかも分からんのに顔にメス入れて」「私の気持ちは絶対に分かって欲しくない」

「埋没のときめちゃくちゃ怖かったな。」

「整形を「楽」だと言う奴を、私は絶対に許さない。」

一生懸命働いて貯めた大金を使うこと、メスが入ることの怖さ、一人で誰にも言えずに耐える時間など「美容整形」が決して「楽な」ことではないことがうかがい知れる意見です。術後の顔の腫れが引くまで(ダウンタイム)の孤独感を想像すると何か心がえぐられる気がします。

「ブス」ではないのに「ブス」だと認識すること

幼少時代から親に「ブス、気持ち悪い」と言われて育った人の整形前の画像見たら「全然可愛くて吃驚」

「自信の無い自分が情けなくて哀れ。それでも整形を辞められない自分の心の持ちようが嫌」


「お前に言われたブスの一言でどんだけ整形しても自信が持てない私の気持ちわかるか」

整形アカウントではない人の意見の中で、幼少時代から親に「ブス、気持ち悪い」と言われて育った人の整形前の画像見たら「全然可愛くて吃驚」したという意見がありました。「私ずっと可愛い可愛いで育てられて自分がブスって気付くのに時間かかったから…。両親に愛されてきたんやなって再認識しました」と記されており、これは例えブスだったとしても、「可愛い」と言われて育つことによって自身の顔を理由にネガティブに陥ることはないのではないかと気づかされる意見です。
整形アカウントの多くが「自信を持ちたい」という自信の弱さと戦っているものでした。幼少期の環境などが関係する場合があるのかもしれません。

「自分に好かれたい」整形は自己評価との戦いになる

「何よりも私は自分に好かれたい」

「自分の欠点を自分が愛せたら勝ちだよ」

「卑屈な自分を変えたかった。」

「普通になりたかっただけなのに。」整形をしたことによって得たかったのは「とびきりの美人」としての高嶺の花人生のようなものではなく、「普通」に「楽しい」人生を生きて素直に笑いたいというささやかなもの。自分はどうしてそのささやかな幸せさえ感じることが出来ないのだろうかという苦悩が見られます。「人に好かれたいけど、それよりも何よりも私は自分に好かれたい」など、整形経験者でなくとも心に突き刺さるものがあります。
今回多くの意見を引用させていただいた整形アカウントはいずれもフォロワーが多い人気アカウントで、彼女たちのツイートを見ていると、自力で立ち上がっていく様に励まされ、包み隠さず吐き出す言葉の中に哲学と知性が垣間見えます。
万人に共通する悩みも数多くあり、考えさせられる意見ばかりでした。自分だけが悩んでいるのではないかと孤独を感じている方は覗いてみるのもいいかもしれませんね。

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