海や山でレジャーを楽しむ機会が多くなる夏。
虫よけスプレーを使用する場面も増えてきます。
しかし、虫よけスプレーだと思ってスプレーしたものが、実は殺虫剤だったら……。
そんな「まさか」の事故が、実は多く発生しているのです。
(画像はイメージ)
■意外にも多い「虫よけスプレーと殺虫剤の間違い」
日本中毒情報センターによると、ワンプッシュ式殺虫剤(バリア用エアゾール)に関する問い合わせが毎年寄せられており、特に6~9月にかけて事故が多いそうです。
事故発生状況の第一位は、子供のいたずら等による「不慮の事故」で38%。次いで、「虫よけ剤と間違えて腕や脚に直接スプレーした」というような「誤認による事故」が36%となっており、意外にも高い数値となっているのです。
殺虫剤が皮膚に付着してしまったら、ピリピリと感じるなどの感覚異常や中毒を起こすことがあるそうです。
日本中毒情報センターでは、以下のように呼び掛けています。
(※引用:日本中毒情報センターホームページより)
虫よけスプレーと殺虫剤の置き場所をしっかりと区別することで、事故を未然に防ぐことが重要です。
■他にもある殺虫剤の事故例!
他にも、殺虫剤によって以下のような事故が起きています。
・煙霧式殺虫剤を部屋で使い3時間後に入室したところ喉がヒリヒリし咳が出た。
(※引用:東京くらしWEBより)
さらに、東京消防庁のホームページでは、
「スプレー式の殺虫剤を使った後、たばこに火をつけようとしたところ、殺虫剤の付いた手にライターの火が引火し、左手指を受傷した」
(※引用:東京消防庁ホームページより)
このような事例も公開されています。
そんな殺虫剤の事故を防ぐために、東京くらしWEBが推奨している対策は次の6点です。
②噴射する前に噴射の方向を確認する
③煙霧式殺虫剤などの使用中に入室しない、使用後は十分換気をする
④殺虫剤と虫よけ剤は置き場所を区別する
⑤万一、目や皮膚に薬剤がかかった場合は、取扱説明書に従って適切な処置をしましょう
⑥身体に異常が起きた場合は、医師の診断を受けましょう
(※引用:東京くらしWEBより)
殺虫剤を子供が触ってしまったり、誤って食べないように、手の届かない場所へ保管することがとても重要です。スプレー式タイプの殺虫剤は可燃性ガスを使用しているものが多いため、火の近くでは使用しないように注意しましょう。
※情報は掲載時点のものです。
<編:GourmetBiz編集部>