2018年7月2日にTwitterにて、とある産婦人科医によるジェルネイルに関するツイートが話題になりました。
画像はイメージです。
「ネイルをしていると爪の色がわかりません。 麻酔をかけたりして呼吸状態が悪くなったとき、爪の色で血液中の酸素濃度を測ります。昔は採血するしかなかったものが簡易にリアルタイムでわかるようになりました。 酸素濃度の低下は命に直結します。妊婦でなくても危険です」
ネイルをしていると爪の色がわかりません。
麻酔をかけたりして呼吸状態が悪くなったとき、爪の色で血液中の酸素濃度を測ります。昔は採血するしかなかったものが簡易にリアルタイムでわかるようになりました。
酸素濃度の低下は命に直結します。妊婦でなくても危険ですhttps://t.co/fILTiQLOCV— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) 2018年7月2日
ジェルネイルは液体化した合成樹脂を爪に乗せUVライトなどを当てて固まらせることで従来のマニキュアよりも剥げにくく発色やツヤが格段に違うため、近年はマニキュアよりもジェルネイルを使ったおしゃれをする女性がよくみられています。ただし、ジェルネイルはマニキュアと違って除光液で拭き取ることができず、専用のオフ剤と処置が必要になります。そのことから、医療現場において「危ない」と認識されているようです。
「救急にはマニキュアを落とす除光液が常備されていて、昔は救急室に運び込まれたら、すぐにマニキュアを落としていました。 しかし、ネイルは簡単にはとれないので困っているようです。」
救急にはマニキュアを落とす除光液が常備されていて、昔は救急室に運び込まれたら、すぐにマニキュアを落としていました。
しかし、ネイルは簡単にはとれないので困っているようです。— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) 2018年7月2日
妊婦になったら…注意喚起が話題に
こちらのツイートは以前「妊婦になったら指輪を外してもらいたい」という産婦人科医のツイートに反応したもので、それを追ってみると「ジェルネイルも妊娠後期34週ぐらいになったら取って欲しい」「命に関わる」という流れを見ることができます。
「ジェルネイルはなぜダメなのでしょうか? 爪が割れやすいため、常にジェルをしているので大変気になりました。」
はじめまして。
無知で大変恐縮ですが、ジェルネイルはなぜダメなのでしょうか?爪が割れやすいため、常にジェルをしているので大変気になりました。
— rei (@mmm03a) 2018年7月2日
「妊婦になったら、指輪を外してもらいたい。妊婦はむくむものだし、もし緊急手術などでむくみがさらにひどくなったら、指の鬱血を避けるために指輪を切断する可能性あり。また、病院側が気づかずに手術中に電気メス使って指輪から放電したら、指が大火傷になって最悪だと指切断とかあるかも」
妊婦になったら、指輪を外してもらいたい。妊婦はむくむものだし、もし緊急手術などでむくみがさらにひどくなったら、指の鬱血を避けるために指輪を切断する可能性あり。また、病院側が気づかずに手術中に電気メス使って指輪から放電したら、指が大火傷になって最悪だと指切断とかあるかも
— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) 2012年6月13日
「あと、ジェルネイルも妊娠後期34週ぐらいになったら取って欲しいですね。」
あと、ジェルネイルも妊娠後期34週ぐらいになったら取って欲しいですね。
— ゆか (@yukarin3190) 2018年7月2日
医療現場ではヒートテックやタトゥーなどにも危険が
またMRIのときにも、着てはいけないファッションがあることも書かれてありました。
「手術のときはすべて取りますね。MRIをする際にヒートテックは脱いでくださいと。」
手術のときはすべて取りますね。MRIをする際にヒートテックは脱いでくださいと。これは知らなかったです
— まゆみ (@NvdNXQRYJYflxQD) 2018年7月2日
「ヒートテックダメなんですか。導電性があるんですかね。 入れ墨はMRIはダメなんでしたよね。」
ヒートテックダメなんですか。導電性があるんですかね。
入れ墨はMRIはダメなんでしたよね。— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) 2018年7月2日
「私、昨年手術するときに説明され、真冬にMRIをしたので脱ぎました。刺青は、多分お亡くなりなるかも。電子レンジに銀の反応したは火花バチバチなり、刺青も磁気あったような。」
私、昨年手術するときに説明され、真冬にMRIをしたので脱ぎました。刺青は、多分お亡くなりなるかも。電子レンジに銀の反応したは火花バチバチなり、刺青も磁気あったような。
— まゆみ (@NvdNXQRYJYflxQD) 2018年7月2日
「指で測る意図は?」専門的な話になると、関連のツイートでこんなお話も
「ジェルネイルでパルスオキシメータの透過光が妨げらると正しく測定値できないこともあり、とても危険」
横から失礼します。手術の際は指にパルスオキシメータという医療器具を挟み、経皮的動脈血酸素飽和度(SPO2)を測定します。簡単に言うと身体の酸素量を測るものです。
そのため、ジェルネイルでパルスオキシメータの透過光が妨げらると正しく測定値できないこともあり、とても危険だからです。— きょう (@kyo_TRPG) 2018年7月2日
「質問ですが指で測る意図を教えていただけませんか?」
横から失礼します。質問ですが指で測る意図を教えていただけませんか?足でも耳朶でも額でもいいとおもいますけど?またネイル等を行っていたら日和見菌による易感染性になると思いますけどその点いかがでしょうか?
— まっぴー@時速300㌔で動くフレンズ (@Yu8Me) 2018年7月2日
「基本的には指で測定しますが場合によれば足や耳朶での測定も可能であります。」
返答ありがとうございます。
きょう様の仰る通り基本的には指で測定しますが場合によれば足や耳朶での測定も可能であります。外せない場合そのような選択をすることがあると思い回答いたしております。— まっぴー@時速300㌔で動くフレンズ (@Yu8Me) 2018年7月3日
「足の指や耳朶で測定する方法も現場ではよくあることです しかし全身麻酔の手術などで循環が不安定になりやすい場合、足の指は心臓から遠いため手より冷たくなりやすく正しく数値が出にくいと考えます」
さらに横から失礼します
これはあくまで私個人の考えなのですが
まっぴーさんが仰るように足の指や耳朶で測定する方法も現場ではよくあることです
しかし全身麻酔の手術などで循環が不安定になりやすい場合、
足の指は心臓から遠いため手より冷たくなりやすく正しく数値が出にくいと考えます→続く— 獣人好きのゆふと@USJ楽しいと再確認した (@Snow_s2_Lily) 2018年7月3日
「耳朶はサーチュレーション自体挟みにくいものであったり、耳朶が小さくて挟めない場合正確な数値が出にくいと考えます そのため指で測るのが1番正確な数値を測定できる」
そして耳朶はサーチュレーション自体挟みにくいものであったり、耳朶が小さくて挟めない場合正確な数値が出にくいと考えます
そのため指で測るのが1番正確な数値を測定できると思います
見当違いな返答ならすみません(。>?<。)— 獣人好きのゆふと@USJ楽しいと再確認した (@Snow_s2_Lily) 2018年7月3日
妊娠のときの指輪で大変なことになった方も
「陣痛室で、緊急帝王切開になった方が指輪切られてるのを見たことがある。 妊婦さん号泣だし、旦那さんは 「切る!?指輪を!?」 と怒ってた。」
陣痛室で、緊急帝王切開になった方が指輪切られてるのを見たことがある。
妊婦さん号泣だし、旦那さんは
「切る!?指輪を!?」
と怒ってた。
看護師さんは
「妊娠初期に外したほうがいいと指導したはずですよ」
とクールに言い放ちブチッと…旦那さん、
「また買ってあげるね…」
って言ってたよ… https://t.co/vH8ku3yxwE— そら (@Chitose1021) 2018年7月2日
「これ、骨折した女性などでむくんで指輪が外れず、指輪を犠牲にした方をこれまで多数経験しています。」
これ、骨折した女性などでむくんで指輪が外れず、指輪を犠牲にした方をこれまで多数経験しています。 https://t.co/9z4vtTy3Z3
— Onelight @ Orthopedics (@onelightlight) 2018年7月2日
「妊娠したら指輪をネックレスにするかな…そのほうがいい気がする。」
へえ妊娠したら指輪外したほうがいいのか
ジェルネイルもダメ、か_φ(・_・メモメモ
覚えておこう…(遠い未来になるけど)妊娠したら指輪をネックレスにするかな…そのほうがいい気がする。
— 極・美夜 (@chiisanayoru_3) 2018年7月3日
非常時にならないと気づかないことがたくさんあって目から鱗です!ジェルネイルは簡単には取れないので、緊急時には医療従事者の方は仕方なく、そのまま手術を行っているよう。来院して事前に予約などする場合は、必ずマニキュアやジェルネイルはオフにするよう、沢山の病院でもいわれていますね。また妊娠のときの指輪に関しても、指導されているとはいえ、結婚指輪などは思い入れが強くてなかなか外せないかもしれません。けれど体の安全が第一であることがとても良くわかります。ジェルネイルはオシャレとして一般女性の方にも浸透していて、いまや無くてはならないファッションの一環。ジェルネイルを開発している方に、医療現場でも扱いやすいネイルの開発を望みたいですね♡