ライトノベル作家でゲームシナリオライターの坂東真紅郎さんが自身のTwitterアカウントで発した「ホビーハラスメント」という概念が話題になっています。
「おたく差別」が大袈裟なら「ホビーハラスメント」でもいいよ。特定の趣味嗜好をもっているだけで、何も悪いことしてないのに不当な扱いを受ける人が一定数いるのは事実なんだから。
— 坂東真紅郎@隠居中 (@sinkurou) 2018年4月20日
「ホビーハラスメント」とは、特定の趣味をもっているだけで気持ち悪がられたり蔑視されることなどを指したもので、いわゆる「オタク差別」を言い換えたもののようです。「オタク」的に何かに没頭することについては、熱狂する様子を「キモい」と言われたり、趣味の対象物自体が低俗なものとされたりなど、その趣味とは関係のない部外者によって叩かれることが多く、マスコミやネットでも度々晒されてきました。
そんななか、生み出された「ホビーハラスメント」という言葉は、この不条理な状況を打破する強い武器となりそうです♡
「しっくりくる」「この言葉いいかもしれない」
「良い発明ですね」「この言葉が一番しっくりくるな。」などの意見が多く、もっと広まってほしいという声が集まりつつあります。
ホビーハラスメントという言葉は良い発明ですね。
— 誠実かつ熱心な求職者 (@yuiseki) 2018年4月24日
https://t.co/6CmlI9lR6K
ホビーハラスメント、云われてみりゃあこの言葉が一番しっくりくるな。
漫画やアニメ、ゲームに限らず、世間の人は他人の趣味にもの凄く不寛容で、好きってバレたら悪気なく貶してくる奴いっぱいいるもんな。— 中村甄ノ丞あるある早くいいたい (@ms06r1a) 2018年4月22日
ホビーハラスメント、この言葉いいかもしれないな。
自分と違う趣味を持っている人間を平気で馬鹿にする人間は二次元オタクの中にも大勢いるし、そういうことする人たちへの啓発にも使える https://t.co/p15jObeKBx— フィッターR (@su22m4r) 2018年4月23日
趣味のない人の方が多数だから奇異に映る
オタクを叩きたがる人の心理を紐解いていた意見もあり「大半の人間は趣味を持っていない」のではないかという推察とともに、よって少数派であるオタクが奇異に映るのではという分析をしていました。
たまに思うんだけども、世の中の大半の人間は、「趣味」といえるものを持っていなくて、そういう人たちにとって「衣食住に関係ないものに一定以上の熱意を注ぐ」「金がもらえるわけでもないのに真剣に取り組む」「娯楽に大金を使う」みたいな「趣味に没頭する」行為は非常に奇異に映るのではなかろうか https://t.co/A8Cpco2hCY
— 藤原祐 (@fujiwarayu) 2018年4月23日
オタクによるオタクへのハラスメントが実は多いという説
なかには、「オタク差別」されているオタク自身も他の趣味を持つ人へ「ホビーハラスメント」をしているという意見もありました。
二次元オタクがインスタグラマー、鉄オタ、車好きなどなど、二次元趣味以外の趣味を持つ人にホビーハラスメントをする光景は二次元オタク界隈にいると往々にして目にするから、本当にみんな、自分だけが被害者なんて思うんじゃないぞ。人の振り見て我が振り直せよ。
— フィッターR (@su22m4r) 2018年4月23日
たとえばAKBグループのオタは日頃から他のひとの「推しメン」をディスりまくっているが、ああいうのをホビーハラスメントというんだろうな笑笑(たとえばは他にもありますから他のジャンルのオタクのひとも安心してくださいね)
— Rally (@Rally_Rally_Run) 2018年4月24日
ホビーハラスメントを考えるとき、自分等は被差別者だと主張する人々も往々にして別の趣味を大事にしてる人々を差別してるから地獄めいている
— しょ418 (@sy040418) 2018年4月21日
これはその通りでホビーハラスメントと言い換えてもやはりそれを一番やってるのはオタク自身だと自覚する必要はあるわけよ。その結果ハラスメントが9割を占めるオタク(に限らず普通の日本人)の"会話"においては「一切何も言えなくなる」かもしれないが、どう考えてもそれでちょうど良いのだ
— oomisuzi (@oomisuzi) 2018年4月24日
「ホビーハラスメント」の言葉の使い道と今後についてはまだまだ議論が続きそうです。
元になった坂東真紅郎さんのツイートは本記事公開時点ですでに1万以上のリツイートといいねがされていました。これからどんな展開になっていくか編集部でも引き続き追いかけてみたいと思います♡