1月23日、映画「窮鼠はチーズの夢を見る」が6月5日に公開されると発表されました。同作では関ジャニ∞大倉忠義さんが主演で、実力派俳優・成田凌さんなども出演。人気コミックをR15指定で実写化する挑戦に、原作ファンはもちろん関ジャニ∞のファンや映画ファンなど幅広い層から注目が集まっています。
■行定勲監督、「男同士っていいもんだなぁと思わされる映画」
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』6/5公開決定‼️いい感じに仕上がっています。
大倉忠義の苦悶する姿、成田凌の可愛らしさ。男同士っていいもんだなぁと思わされる映画。是非、観て欲しいです。 https://t.co/ZXteGV2b3x— 行定勲 (@ISAOYUKI) January 23, 2020
水城せとなさん原作の大人気コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を実写化した本作。
この作品は、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年公開)「クローズド・ノート」(2007年公開)など、これまでも数々の話題作を手がけてきた行定勲監督がメガホンを取りました。
23日の映画公開日発表に伴い、行定勲監督がTwitterにコメントを投稿。作品について行定監督は、「いい感じに仕上がっています。大倉忠義の苦悶する姿、成田凌の可愛らしさ。男同士っていいもんだなぁと思わされる映画。是非、観て欲しいです。」と自信たっぷりにPRしています。
■行定勲監督が語る"見どころ"とは?
また、昨年12月20日に放送されたラジオ「月刊行定勲」(エフエム・クマモト)では、一足先に作品の見どころについて語っています。
行定監督曰く、いつも褒めてばかりではない方から熱のこもったお褒めのメールをいただいたのだとか。
主演の大倉さんについては「関ジャニ∞も色々編成が変わっていったさなかに、一番色々あって辛かったと思うんだけど、その中でやってる芝居が『見たことない凄まじい顔してますね』と言ってもらえたので、『あぁ届いてるな』って。俳優たちが生の感情をぶつけてるんですよね。それが撮れてたんだなと。それに尽きるんですよ」とコメント。
6月5日に公開が決まりました!
メイキングで参加しています。
試写で観たのですが、これは話題を呼ぶこと間違いありません。挑戦してます。
行定監督は今年は4月に公開される「劇場」に続き2本、名作を作り上げてます。すごい。#窮鼠はチーズの夢を見る https://t.co/8LwznXwZ5k— 斎藤正利 (@saito_masatoshi) January 23, 2020
さらに、映画ディレクターの斎藤正利さんはTwitterで「試写で観たのですが、これは話題を呼ぶこと間違いありません。挑戦してます」と感想を語っています。俳優陣はもちろん、制作側の熱量もかなり高いようですね。
■大倉、全裸ベッドシーンでR指定映画に挑戦「おれすげー映画撮ってる」
また「窮鼠はチーズの夢を見る」は大倉さん初のR15指定作品。撮影では、前張りのみの全裸ベッドシーンにも挑戦しているとのこと。
大倉さんは昨年、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で「すごい大変なシーンがずっと続いてて、結構露わな姿になっていたシーンがいっぱいあったんですけど…(細かいことはまだ言えないため)露わっていう所だけで色々想像していただきたいんですけど。」「おれすげー映画撮ってると思うもん」と撮影の裏話をコメントしていました。
ネット上のファンの間では、早くも「大倉くんの露わ、観る前からドキドキするな…」「大倉くんの口から放たれる″全裸″の破壊力強すぎて動悸が激しいです」「監督がベッドシーン必見ですって言ってるから楽しみ」との反響が。刺激が強めの作品に今から心の準備をしているとの声が上がっています。
■大倉忠義「人が人を好きになるということに境界線はない」
大倉さんは過去にも、同性愛者役または同性愛者と恋に落ちる役を演じています。例えば、2010年公開の「大奥」で演じた美少年・鶴岡。松島(玉木宏)から手厚い寵愛を受け、見目麗しい姿と儚い演技と衝撃の展開が話題になりました。
同年に発売された関ジャニ∞のアルバム『8UPPERS』のDVD特典『8UPPERS FEATURE MUSIC FILM』では、村上信五さん演じるジャッキーへ想いを寄せるジョニー役を好演。発売からもうすぐ10年経過する現在でも、ファンの間で語り継がれる名作です。
そして、2017年に上演された舞台「蜘蛛女のキス」。大倉さんは、渡辺いっけいさん演じる同性愛者のモリーナと心を通わせる革命家ヴァレンティンを熱演。複雑な要素がいくつも絡む物語を見事に演じ切りました。
今まで何度も、LGBTに関わる難しい役どころに挑戦してきた大倉さん。「窮鼠はチーズの夢を見る」については、「素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。(中略)人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います」と映画「窮鼠はチーズの夢を見る」公式サイトでコメント。
今回も過去に積み上げた経験を活かし、迫真の演技を魅せてくれることに期待したいですね。
■原作者・水城せとな「何度も見たいと思っていただけるようなシーンが満載」
また、原作者の水城せとなさんは、本作公式サイトで「この漫画は大変熱心なファンの方々にご支持頂いてきた作品なので、これまでなかなか実写化のお話はお受けする勇気が出ませんでしたが、今回のお話を頂き、託させて頂くことになりました。(中略)大倉さん、成田さん、行定監督のお力で、きっと見応えあるフィルムに昇華して頂けると期待しています」とコメント。
原作ファンからは、ネット上で「美しく切ない官能と人と人のどうしようもないほどの恋慕が画に滲んでいてとても楽しみです」「絶対見るわ…原作も素晴らしいし…役者も素晴らしい…」「BLであるけど人間ドラマなんで、めちゃくちゃ原作面白いし実写化してさらに面白くなる気がするからすっごい公開が楽しみ」などと公開を期待する声が上がっています。
人を好きになることの喜びや、痛みをどこまでも純粋に描いた映画「窮鼠はチーズの夢を見る」。実写化によって、原作ファンだけでなく、大倉さんや成田さんを始めとする俳優陣のファンから映画ファンまで、幅広い層に響く作品になっているのではないでしょうか。今回大倉さんがどんな演技を見せてくれるのか、劇場で楽しんでくださいね。
【作品情報】
窮鼠はチーズの夢を見る(2020年6月5日(金):TOHOシネマズ日比谷他全国公開)
https://www.phantom-film.com/kyuso/
(文:アイドル担当ライター Rei)