4月7日、ロックバンド・スピッツの草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」(TOKYO FM)が放送。
草野さんが、小学校の先生から言われたあるルールを今でも守っていると明かし、注目を集めています。
(画像は公式Xより)
■スピッツ・草野マサムネ、小学生の頃のルールに今も支配されていると明かす
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
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オープニングでは、草野さんが「最近思い出したこと」として小学生時代の出来事についてトーク。
リスナーに「『楽しかったです』って言います?」と問いかけた後「この『楽しかったです』っていう言い方、これね、間違った日本語だって国語の授業で習ったことがありまして」と、小学校の国語で教わった日本語のルールについて語ります。
草野さんが先生から教わったルールによると「楽しかったです」「美味しかったです」「嬉しかったです」などの表現は全て誤りなのだそう。
正しくは「楽しゅうございました」と言わなければならないのだとか。
■草野マサムネは「楽しゅうございました」と言うよう気をつけているらしい
草野さんは「でも、この『楽しゅうございました』だと、子どもらしさ減るよね」とコメント。確かに、小学生が「楽しゅうございました」と言うと違和感があるかもしれませんね。
草野さんによると「先生がおっしゃるには、『です』って言葉は『だ』と置き換えられないとダメらしいんですよ」とのこと。
つまり「楽しかったです」の場合「です」を「だ」にすると「楽しかっただ」となり置き換え不可能なため、日本語として正しくないことになります。
ちなみに「楽しかったのです」にすれば、「です」を「だ」に置き換えても「楽しかったのだ」になるため、正しい表現だそうです。
「でも、『楽しかったのです』だとなんかニュアンスも変わっちゃうし、単純に『楽しかった』っていう言葉に丁寧語を付けたいだけなんですけどね」とこぼす草野さん。
「確かに、『楽しかったです』だとちょっと子どもっぽい言い回しではあるので、なるべく気をつけて『楽しゅうございました』と言うようにはしてるんですけども」「それか、『楽しかったです』『嬉しいです』が大人になって『楽しかったっす』『嬉しいっす』ってなるのかもしれないですね」と、言い方に気をつけていると明かします。
■実は多くの人が知らない日本語ルールだった?「間違ってるなんて思ったことなかった!」
最後に「こんな感じで、小学校時代の先生の教えに今も支配されている草野でございます」とお茶目な言い方で締める草野さんでした。
「これ、ルール的には最近ゆるくなったりするのかな」と疑問のようですが、確かに今は「楽しゅうございました」よりも「楽しかったです」と言う人の方が多いので、もしかしたらそこまで厳密にこだわらなくてもいいのかもしれませんね。
今週の放送に対し、ネット上では「草野先生、本日も楽しゅうございました。『楽しかったです』とつい言ってしまいそうになる」「言葉を日本語を大切にしているのは小学生の頃の先生に支配されているって草野さんらしい」「『楽しかったです』、間違ってるなんて思ったことなかった!草野先生、めちゃくちゃ勉強になります」との声が上がっています。
「楽しかったです」が誤った日本語だと知って驚いたリスナーも多いようでした。
また、日本語の響きや表現に敏感な草野さんならではのエピソードでしたね。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
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(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)