毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。
9月16日の放送では、堂本剛さんがENDRECHERIの楽曲『Iʼm you Youʼre me』の歌詞に関して、自身の表現方法の変化を明かしたことが話題となっています。
(画像:時事)
■歌詞の読み方を異例の変更!堂本剛「深い意味はない」
番組では、8月26日にリリースされたENDRECHERIのNEWデジタルアルバム「Super funk market」内の楽曲『Iʼm you Youʼre me』の歌詞に関する質問として、通常バージョンの時には「悲しい水を打つ音を沈めよう」というフレーズにおける「音」という漢字を「ね」と読んでいたのに対し、ピアノアレンジの際には「おと」と読んでおり、深い意味があるのかどうかが尋ねられます。
この質問を受け、堂本さんは「深い意味は、無いという感じですね」と即答。
続けて、「音(ね)について、水を『みず』と言わずに『み』と言っているので、音も『ね』ということで通常バージョンでは歌っていて」と背景を説明します。
自身が歌っていた当時の心境を振り返りながら「この時は、日本語の持つ艶やかさみたいなものとか、色っぽさとか、儚さとか、そういうものを強調したいなと思っていた時でもあるので、あの、水(み)とか音(ね)とか歌うことで、アレンジの中にそういう柔らかい優しい表現を入れるっていうことにしてます」と語りました
■深く考えるよりもグルーヴを重視!堂本剛「レコーディングの時のライブ感がそこに乗ったという感じ」
堂本さんの「音」という漢字を「ね」と読むのか「おと」と読むのかの話は引き続き、「で、この音って『お』と『と』ですから、言葉がちゃんと届くっていう。音(ね)よりはね」と、1つ1つの文字が持つ響きや重さを考慮したことを明かします。
「そういうこともあったりとか、ピアノアレンジということもありましたので、グルーヴ的に、ムード時に音(おと)っていう風に選択したっていう」と振り返った堂本さん。
このような変化について「そういうミュージシャンのレコーディングの時のライブ感がそこに乗ったという感じですかね」とまとめました。
■ファンクの一面はバラード曲にも通じる!堂本剛が主張「ジャンルレスにしていくって部分もあるから」
さらに、堂本さんは「これは『音(ね)を音(おと)っていう風に歌おう』ってわざわざ思ったわけではないんですけど」と前置きしつつ、「ファンクってそこもまた関係なくジャンルレスにしていくって部分もあるから」と主張します。
今回のアルバムには「FUNK side」と「Ballad side」の2面があり、『Iʼm you Youʼre me』のピアノバージョンは「Ballad side」の曲ですが、ファンクの一面も楽曲に備わっていると話した堂本さん。
「まぁ、レコーディングでどういう状況で自分が歌ったか、どんな想いで自分が歌ったかっていうのを何か強く反映させる。そういうボーカルテイクっていうものを強く意識しているので、このような形になったというところですね」と述べました。
ネット上では、即興で歌詞の読み方をアレンジする能力に驚く声や、「深い意味がない」というコメントの剛さんらしさを絶賛する声や納得する声、感覚で演じ分ける感性に感動する声などが上がっていました。
堂本さんの「音」(おと)に対する捉え方、そして自身の感情を歌に乗せていくことへの想いなどを知ることのできる貴重なトークでした。
この内容を踏まえて再び『Iʼm you Youʼre me』を聴くと、また違った聴こえ方がしてきますね
【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
https://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20230916220000
(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)