ワッキー、がん闘病生活中に見ていた動画に「ごめんな」苦境のなかで求めた笑いはアノ芸人の…!?

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3月20日に公開されたお笑いコンビ・インパルスの堤下敦さんのYouTubeチャンネル「堤下食堂」では、お笑いコンビ・ペナルティのワッキーさんが出演し、がん闘病生活について赤裸々に語り、話題になりました。

(画像:時事通信フォト)

■ワッキー、がん闘病生活中に見ていた動画に「ごめんな」苦境のなかで求めた笑いはアノ芸人の…!?

今回の動画では、去年6月、中咽頭がんであることを発表し、約2カ月間の闘病生活を経て、無事に退院したペナルティのワッキーさんをゲストに迎えました。

冒頭、インパルスの堤下敦さんは「本当におかえりなさいませ!」と復帰を激励します。

そして、闘病生活についての話になり、ワッキーさんは「誰も受け付けないわけ。ひとりぼっち…それがまず寂しいよね」とコロナ禍だったことから面会ができなかったことを明かしました。

治療途中、落ち込んだり嘔吐したりすることもあり壮絶な闘病生活を送っていたと話すワッキーさんは「笑いたいと思った」と苦境のなかで笑いを求めていたそうです。

そんな中、YouTubeで見ていたのは「ごめんな。インパルスじゃないんだけど、チョコプラ」とお笑いコンビ・チョコレートプラネットの動画でした。

それ以外にも、ピン芸人のもう中学生がLINEで送ってくれる歌にも励まされたそうで、その音声を公開し笑いを誘いました。

■堤下敦、ワッキーからの返信に「やっぱりワキさんだわぁ」と感動

ワッキーさんががんを公表した直後に、堤下さんはLINEで激励のメッセージ送ると、ワッキーさんから「完治できるやつだから大丈夫よ。返信不要ね」というメッセージを受信したそう。これに「(この状況で)送れます?」と驚愕し、感動したそうです。

これには、笑いながら「なんで普通じゃねぇか」とツッコミを入れるワッキーさん。堤下さんは、同時期に母親ががんを発症したそうで、母親の状況とリンクしてしまい「すげぇな!この人のメンタル!」「やっぱりワキさんだわぁ」と褒め倒していました。

完治しているというワッキーさんは、体力について「今は85(%)くらい」と徐々に体力も回復してきていると話します。退院後の生活については、喉のがんということもあり「口からものを食べれなかったの」と退院後の苦悩することもあったようです。

喉に放射線治療を行っていたため、退院後2ヶ月の食事は、胃に穴を開けて栄養剤を投与するのみで「なかなかお腹いっぱいにならんけどね」と退院後もすぐには普通に戻れなかったと説明します。

徐々に口からの食事を増やしていき、現在は通常の食事も摂れるようになり、日常をようやく取り戻したと話していました。

■「帰り、運転もままならない」ワッキー、宣告時の胸中を告白

また、堤下さんは、がんを宣告された時の気持ちについて聞き出します。

ワッキーさんは、首にしこりが出来ていることを不安に思い、最初は耳鼻科へ出向いたそう。すると大学病院を紹介され、検査の結果がんを宣告されたといいます。

宣告された時は「そんなわけない。だって俺もタバコも吸わないし、酒なんかほとんど飲まないし」と当てはまる要素がなかったため、衝撃を受けたと告白。普段から、トレーニングも行うほど身体には人一倍気を遣っていたため、その衝撃は計り知れず、宣告後の帰路は「帰り、運転もままならないよ」と思い悩んだようです。

また、がんは転移した状態でみつかったため、転移元のがんが判明するまでは家族にも秘密にしていたワッキーさん。「死ぬかもしれない」と独りで絶望に打ちひしがれていたと告白します。

入院間近となり家族に伝えたそうで、そのとき妻は意外と冷静だったとのこと。ワッキーさんは「取り乱さなかったのは、俺にとって本当に嬉しかった」と感謝しているようでした。

闘病生活や退院後の生活について、赤裸々に語り濃厚な30分となった今回の動画。ネットでは「お帰りなさい!ワッキーさん」「ゆっくりゆっくり復活してほしい」「ワッキーさん元気になって良かった」と復帰を激励する声がたくさん投稿されていました。

復帰までの苦悩について、優しい口調で明かしたワッキーさん。元気な姿を見られて、安心したファンは多かったのではないでしょうか。

【番組情報】
堤下食堂
https://www.youtube.com/watch?v=3QVadt57BcQ
(文:戸坂あさみ)