7月5日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、「津軽地方の不正選挙 えげつない説」と題した説の検証を実施。
カズレーザーさんが「AKB48選抜総選挙」について言及して話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■カズレーザー「AKB48選抜総選挙」に持論
今回の説のテーマになった「津軽選挙」とは青森県津軽地方で頻発した金権選挙の俗称。
まずはVTRで、1951年の青森市議会議員選挙からこれまで起こった不正選挙の実例を紹介。
ダウンタウンの松本人志さんは「今日はあれですか?『news23』とのコラボ?」と、この番組らしくない社会派なテーマにツッコミを入れます。
さらに、伊集院光さんも「報道から左遷された人がこの番組に入ったんですかね?」と話して笑いを取ります。
元AKB48のメンバー・峯岸みなみさんは「選挙もちろん行きますけど、私の中では『AKB48選抜総選挙』が選挙に直結するんで」と話すと、カズレーザーさんは「あれは投票を金で買うシステムしたよね。完全に津軽選挙やってたじゃないですか」と話して笑いを取ります。
サバンナ・高橋茂雄さんも「あれはモデルは津軽選挙なんですよね?」と問いかけると、峯岸さんは「それは違います!不正ではないので」と否定しました。
■「津軽選挙は無くなったのか?」現地の人に聞くと…?
津軽地方に出向いたスタッフが聞き取り調査をすると、もう何十年も前の選挙で現金を受け取ったことを認める人に何人も遭遇します。
現金を渡す時は、政策とか書かれた名刺の間に現金を挟んだり、マッチ箱の中に入れたり、候補者の妻が1万円札を細く折って指の間に挟み握手の時に渡すなど色々工夫を施していたそう。
また、現金はもらっていないものの選挙資金で慰安旅行に行ったと証言する人も現れます。
ここで、「今でも不正選挙はあるのか?」と聞くと、住民からは「無くなってきてるとは思いますが、何とも言えないとこもあるんじゃないですか」「個人個人にいくやつは割と少ないと思うけど、企業とかそういうの絡んでくるとそれなりにあるでしょ」と、まだあるとの意見が出ます。
それでも、「今は無いと思う。警察も厳しくなったしね」「聞かなくなった。大体候補者も足りないぐらいだもんな、今話を聞くと」と反対意見も多く、番組調査では68%は「もう無い」、32%「まだある」と回答。
VTRの最後はナレーションで「津軽選挙という言葉が過去のものになるのも遠くないのかもしれない」とまとめます。
顔出しで赤裸々に喋る津軽地方の人達について、松本さんは「『水曜日のダウンタウン』は青森はオンエアしてないんですかね? なんでこんなにテレビじゃない感覚で喋っていただけるんですかね? すげぇな」と今回の説の検証を振り返ります。
さらに、高橋さんは不正選挙の抑止力になる可能性があると今回の企画を放送することの意義を強調しました。
今回の放送にはネット上で「『あれは投票を金で買うシステムでしたよね?』ってあの速度で出るカズレーザーさすがやなぁ」「カズさん『あれは投票を金で買うシステム』ぐうの音も出ないな」「解散ホントドッキリを楽しみに観たが、津軽選挙の方がだいぶ衝撃だった」などのコメントが上がっています。
「津軽地方の不正選挙 えげつない説」は事前に内容が告知されていなかったこともありインパクトのある企画でしたね。
【番組情報】
水曜日のダウンタウン
https://tver.jp/episodes/epsph45thi
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)