Twitterで本人であることや公式であることを示す青いマークの“認証バッチ”。公式マークと呼ばれることもありますが、これが付いていると基本的に名前を変更できない仕様に変更されました。
これにより、ゴールデンボンバー鬼龍院翔さんは、Twitterの名前を「鬼龍院翔(38)」としていたため“永遠の38歳”になってしまうと話題に。実は彼だけでなく、サカナクション・山口一郎さんなど、この仕様に気づかず戸惑う有名人などが続出しています。
(画像:時事通信フォト)
■山口一郎、イーロン・マスク氏に直談判!?
公式マークの着いたTwitterアカウントは名前が変えられないという噂を聞いて試したら本当だった…エラーが出て完了できない…永遠の38歳… pic.twitter.com/lVOfv7gHao
— 鬼龍院翔(38) (@kiryuintw) November 12, 2022
11月12日、鬼龍院さんが投稿したのは名前が変更できなくなったという悲痛な叫び。名前の後に年齢を記載していたことから「永遠の38歳…」とキャッチーなことを呟き、Twitterでトレンド入りするほど話題になりました。
さらに、体調不良のため一時休養していたサカナクション・山口一郎さんも、この仕様変更に戸惑っているようです。
Twitterの名前が、一生11月16日復帰予定になっちゃったじゃないのよ。まぁいいか。
— 山口 一郎 (11月16日復帰予定) (@SAKANAICHIRO) November 13, 2022
11月16日から山口さんが復帰することはファン待望の出来事。しかし、名前を「山口 一郎(11月16日復帰予定) 」にしたことから「一生11月16日復帰予定になっちゃった」という事態に。
本人は「まぁいいか」と呟きましたが、彼はTwitterの新CEOに就任した起業家のイーロン・マスクさんにメッセージを送っています。
それがこちら。
@elonmusk Hey Elon, let me change my account name please?
— 山口 一郎 (11月16日復帰予定) (@SAKANAICHIRO) November 13, 2022
「イーロンさん、アカウント名を変更させてください」と直談判する内容です。
これにはネット上でも「お願いしてる 笑 願いが届きますように」「願いよ…届け」「切実な願い、、、笑一郎さんの直談判が届きますように」など応援する声が上がっています。
■Twitterの“珍事件”相次ぐ
そのほかにも、歌手でタレントの中川翔子さんは名前を「20周年の中川翔子」としていたことから「わたしは一生20周年の中川翔子で確定だ!あらがいつづけて100周年めざすけどね!」と投稿。
ほんとだ!
Twitter名前変えようとしたらエラーでてむりだった!
てことはやっぱりわたしは一生20周年の中川翔子で確定だ!あらがいつづけて100周年めざすけどね! pic.twitter.com/ebpy6pDbYR
— 20周年の中川翔子🍒🍉🍫🍇🐈⬛🍣 (@shoko55mmts) November 13, 2022
また、この仕様に戸惑ったのは日本の有名人だけではありません。TikTokなどでバズった『Say So』を歌うドージャ・キャットさんもその一人。第64回グラミー賞では『Kiss Me More feat』で「最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)」を受賞した有名歌手です。
彼女はTwitterの名前を「Christmas」に変更。しかし、その後認証バッチ付きのアカウントは名前を変更できなくなったことを知り、マスクさんにメッセージを送ります。
i don’t wanna be christmas forever @elonmusk please help i’ve made a mistake
— fart (@DojaCat) November 10, 2022
ドージャ・キャットさんは「私は永遠にクリスマスになりたくない」とマスクさんに訴え「助けてください私は間違いを犯しました」と助けを求めました。
その結果、彼女は名前を変更できたようですが、その名前がまさかの「fart」。意味は「オナラ」です。変更できたのにも関わらずまさかの名前になったことでTwitter利用ユーザーにさらに注目される事態となりました。
■認証バッチを求めていた松丸亮吾、認証バッチは買うのか?
さらに、織田裕二さんやKinKi Kidsなどに楽曲提供などをしているサウンドプロデューサーの井上慎二郎さんは名前の後に、ナルトマークを付けていたことから、それが取れなくなってしまいました。
公式マーク付いてると名前変更出来なくなったと聞き、いやまさかと思って試したらホントだった。
こないだ出来心からつけた🍥マーク取れなくなってしまった。 pic.twitter.com/wQICTuvwW0— 井上慎二郎🍥 (@shinjiroh_inoue) November 12, 2022
そして、このナルトマークをつけている有名人といえば、謎解きクリエイターの松丸亮吾さんを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
実は、Twitterで“認証バッチ”と呼ばれていたものは、仕様変更により、Twitterのサブスクリプション「Twitter Blue」に加入すれば、Twitterから認証されずともバッチが付くようになりました。
以前からこの認証バッチを求め、承認されるよう行動していた松丸さんですが「Twitter Blue」には加入しないとのこと。
「公式マーク買わないの?」って聞かれるので僕の気持ちを言うと、例えるなら「賞を取るために頑張ってた」のに急に「定価でトロフィー売るよ!買う?」と聞かれてる感覚で、それなら要らないよねって感じっす……
すぐマークの意味・価値が無くなると思うので、僕はイーロンさんの方針転換を待ちます
— 松丸 亮吾 🍥 (@ryogomatsumaru) November 11, 2022
誰でもお金を払えばバッチがつくとなれば「すぐマークの意味・価値が無くなると思う」と考えを明かし「僕はイーロンさんの方針転換を待ちます」と投稿しました。
■青いマークの見分け方は?
11月14日現在の仕様だと、バッチが付いているアカウントは名前を変更できず、パッと見ではTwitterから認証された“公式”のアカウントなのか、「Twitter Blue」のバッチなのか判断することはできません。
しかし、どちらかを確認したい場合は、その人のプロフィールページでバッチをタップ、またはクリックすると分かるようになっています。
公式や本人と認められている場合は「このアカウントは、政府、ニュース、エンターテイメント、または他の指定されたカテゴリーにおいて注目されているため、認証されています」と表示され、そうでない場合は「このアカウントは、Twitter Blueに登録しているため認証されています」と表示されます。
仕様変更によるハプニングは見ている側としては面白い出来事ですが、青いマークがサブスクとなり、なりすましなども増えているのも事実。しっかり情報を見極めてSNSを楽しみたいですね。
(文:霧島みつき/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)