<記事提供:COCONUTS>
2月28日放送のラジオ番組「おとなりさん」(文化放送)で、鈴木おさむさんが「SMAP×SMAP」「笑っていいとも!」など多数の人気番組を手がけたことで知られる名物プロデューサー・黒木彰一さんについて語る場面がありました。
(画像:時事通信フォト)
■鈴木おさむ、「スマスマ」黒木Pの天然エピソードを明かす
#鈴木おさむ 今日の一枚📷#おとなりさんラジオ#文化放送「おとなりさん」
☀️平日朝8時〜11時
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放送作家の鈴木おさむさんは「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」などの人気番組に携わっていました。
今月13日に亡くなった黒木さんについて、「僕にとっても友達、親友であり、戦友だったんですね。年齢も近い、54歳でお亡くなりなられたんですけど、ずっと闘病中だったんですけど、本当にめちゃくちゃ面白い、ツッコマれキャラの人なんですよ」と語る鈴木さん。
鈴木さんにとって忘れられない出来事というのが、険悪ムードになった会議を黒木さんがなごましたこと。
大揉めになった会議中、鈴木さんはテーブルの下で手をモゴモゴ動かしている黒木さんの姿を発見します。
鈴木さんは「何をやってるんだろう?と思ってパッて見たら、黒木さんが会議中にステンレスのペットボトルに中指を入れたら抜けなくなっちゃったみたいで、真空状態になって、みんながあんまりにも激しい会議をやってるから、それを見せられないから、机の下でMr.ビーンみたいな感じでなんとか抜こうとしてんのね」と、黒木さんの天然な一面を明かします。
会議の言い合いに参加していた鈴木さんは無視しようとするも、黒木さんのコミカルな姿を見て思わず吹き出してしまいます。そこで、鈴木さんが一旦会議を止めてから、「みんなの前にその手を出して」と黒木さんに指示を出します。
黒木さんが中指にはまったペットボトルを見せると、会議室は爆笑の渦に包み込まれ険悪ムードが緩和されたそうです。
■鈴木おさむ、マイケル・ジャクソン出演裏話を明かす
海外の有名人のブッキングにも成功してきた黒木さん。
黒木さんは音楽の祭典「グラミー賞」に紋付袴で参加し、その珍しい姿が目につきマドンナさん、レディー・ガガさん、ファレル・ウィリアムスさんといった海外一流ミュージシャンの番組出演にもこぎつけました。
鈴木さんは「黒木さんの一番の手柄はマイケル・ジャクソンを呼んだこと。マイケル・ジャクソンが日本に来たかもって時は本当にストーカー状態で、3日間ほぼ家に帰らず張り込んで交渉をして、木曜日に出演するんですけど、その日の午前中というか昼までOKしてないんですよ。OKしてない状態で交渉をし続けて、ようやくOKになって」と、伝説のマイケルさんサプライズ出演の裏話を明かします。
続けて、鈴木さんは「世田谷にあるTMC、世田谷通りをマイケル・ジャクソンが車に乗って走って来たってことにも驚きなんですけど、そこからTMCに入って来た時は『やったぞ!』って言って喜んでる姿もあって、すごい唯一無二の存在だったんですね」と、黒木さんを称えます。
鈴木さんは「最後の最後まで一緒に戦ってきたんで、僕は最後にお会いすることができた。だからすごく悲しくもあり、戦友だったから。そういうのもあって、自分の気持ちの中でもある意味“まる”がついた感じがしてたんですよね」と故人を偲びます。
■鈴木おさむ、黒木Pの子供と「テラヤマキャバレー」を鑑賞
香取慎吾さん主演の舞台「テラヤマキャバレー」の劇中歌「質問」は黒木さんプロデュースの楽曲。
同作品を観劇した鈴木さんは「『テラヤマキャバレー』を観てすごい感動的だし良かったんですけど、お子さんがいるんですよね。もう大きいんですよ、ご結婚もされてて上の子は…。座ってから気づいたんですけど、僕の横が黒木さんのお子さんだったんですね」と偶然にも隣の席が黒木さんのお子さんだったことを報告。
鈴木さんは「お父さんがある意味最後に残した曲じゃないですか、わからないけど、たぶん香取慎吾はそれもわかってて、だからといって変わるわけじゃないですよ。そこの亡くなっていくということに対して希望を持たしてという話なんだけど、そこに対してすっごい笑ってたし、途中で涙を拭う姿もあって、僕もすごい胸にグッときたんですけど」と、黒木さんとの関係もあり特別な思いにかられたことを明かします。
今回の放送にはネット上で様々なコメントが。
「黒木さんの面白エピソードやマイケルジャクソン呼んだエピソードもよかった」
「鈴木おさむさんが、香取慎吾さん舞台テラヤマキャバレーの観劇、スマスマP黒木さんのお話ししてくださって、Joy!! も」
「『質問』は昔、吾郎さんも舞台で歌っていたって、吾郎さんも話していたなぁ。聞いてみたい。『質問』から黒木さんの話。オチャメな方だったんだなぁ」
「SMAP×SMAP」の名物プロデューサーの黒木さんの天然エピソードが微笑ましいですね。また、天然だけでなくマイケルさんをギリギリまで説得して出演にこぎつけたという話も面白かったです。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)