「自分をも否定されているような気持ちになる」堂本剛にとっての“愛”に「救われる」「大好き」の声

投稿日:2024/02/21 10:36 更新日:

<記事提供:COCONUTS>

毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。

2月17日の放送では、堂本剛さんが自身の楽曲をプライベートで聴く状況を説明するとともに、特別な想いを込めたある楽曲について語りました。

ジャニーズ事務所外観

(画像:時事)

■ライブのセトリを考えている時の堂本剛はブチ上がり!?

番組ではリスナーからのメッセージにて、自身の曲をプライベートで聴くことはあるのかという質問が届きます。

この質問を受け、堂本さんは「実際は、ライブのセットリストを考える時とかには、昔の曲も含めて聴くんですけど」と返答しつつも、過去の自身の悩みを次のような言葉で明かします。

「なんか今はなくなったけど、耳を患った当初とかは、『この時はもっとこんな歌も歌えてたんやな』とか、ちょっとそういうのに傷付く瞬間もあったから、だから逆にあんま聴いてなかったですかね。でも最近は全然、『はいはい』って感じで聴いてますけど」

また、堂本さんは「自分自身はリリースされていないライブ音源も持っているじゃないですか。やっぱりね、ライブ音源がね、聴いているとブチ上がるんですよ」と、セットリストを考える時の自身の状態にも言及。

「自然と体が動いちゃうし、パソコン上で音を編集して、曲を繋いだりして、ラフで『次のライブではこういう風なアプローチをしたいな』っていうのを自分で作るんですけど。その時に、やっぱりライブでしかやっていないアプローチもあるし、ライブバージョンのテンポとかBPMとかが気持ち良いのも色々とあるんで」と話します。

自身の楽曲を引き合いに出しながら、「何年か前のライブでやった『4 10 cake』は確かカッコ良かったよな」と思って引っ張り出してきて、様々なパターンを比較した後、「ああ、『4 10 cake』何年のここの部分めっちゃカッコ良いじゃん。じゃあこれを切り離して1回頭に持ってきて」などの作業をしているという堂本さん。

しかし、「それをやっている時っていうのは、体がノリにノってしまうので、まあ作業が遅れちゃうという現象が起きちゃう。そういう時に聴いてます。でも、ああ今日は良い天気やなあ、そうだ『4 10 cake』聴こか!はないです」と正直に明かします。

「でも、やっぱりそれだけ、ファンクミュージックを知らなかった時の自分からしたら考えられへんけど、なんかファンクミュージックを聴いてすぐに体が動くというのは、なんか幸せな人生やなと思いました。なんかいつも音楽を聴いてウワーッってノっていくわけですから」と話しました。

■堂本剛の“愛”が詰まった楽曲『街』は「ハートで、魂で作っている」

続けて、堂本さんは「まあさっき言ったみたいな、昔の曲は色々考えちゃったりするから聴かなかったりしてるとかはありますけど…」と前置きしつつ、「でも、この曲は本当にたくさんの人の心を支えたり、力になったり、勇気を与えたり、僕が思っていた以上にしちゃったっていう。『街』っていう曲があって」と切り出します。

「なんでなんかなと思っても、この時はこの曲を描きたいと思って描いているものだからやろうなって、やっぱ思うんですよ。頭で作ってないっていうか、ハートで、魂で作っているっていう」と楽曲に乗せた自身の想いを告白。

しかしながら、「この当時こういう歌詞を描く、こういうアプローチで歌うっていうのが、なぜかよく思われていなかったから」と明かすと、当時の心境を次のような言葉で表現しました。

「ああ、自分が生み出すもの、こういうものは否定されてしまうものなんだな。ということは、自分が生きている価値ってなんなんだろうとか。自分はこれが愛の形だと思ってアウトプットしてるんだけど、これは良くない、違う、嫌い、好きじゃないって言われた時に、自分をも否定されているような気持ちになる瞬間もあったりね」

「なんか色んな気持ちがこの曲には込められてしまっていて、歌う時に、当時色々と言われた言葉とかが蘇ってくるんですよね」と話した堂本さんは、「曲に対してだけじゃなくて、自分の中にある愛というもの、それがすごくキラキラしていて、人が『そんなの愛じゃない』とか『愛なんてどうでもええねん』とか『愛とか言ってんなよ』とか、愛がある故の苦しみや葛藤、そういうものがこの曲には宿っていて」と語ります。

「だから、僕も生きてきて色んな愛と直面して、生きていく度に、やっぱりこの曲は自分が歌う時の自分の愛にエネルギーを与えてくれて、その時の自分が歌う『街』っていう曲に、その時の自分が歌う『愛』っていうものに、自然と変換されていく、すごい不思議な曲やなと思うんですよね」と、『街』に込められた想いを述べました。

■「やっぱり最初に作った曲だから…」堂本剛が明かす赤裸々な想い「不思議な力があるんですかね」

堂本さんの話はまだまだ続き、「だからこの『街』っていう曲は、家でも聴き返す瞬間がこの数年は多かったような気もするし、実際ライブでもセットリストの中に入れる機会も多かったです」と冒頭のメッセージに対して返答します。

「本当に誰かに何かを言われたり、何かをする以前の、自分にとっての愛、それがこの曲の中には生きているんだなって実感しながら今日まで過ごしてきているんですけど」と発言。

「この曲はやっぱり、最初に作った曲ということもあって、不思議な力があるんですかね」と語りました。

ネット上では、「ライブ音源売ってくれ〜!」という意見が続出したほか、病を経て過去の曲も聴けるようになったという堂本さんの話を受けて、「最近は昔の歌も聴けるってのほんと嬉しい、割り切れたって言い方は違うかもしれないけど引きずらない気持ちになれたんだって思えるから、なんか私が凄く救われる」というコメントも見られました。

また、「『街』も大好きだしこの楽曲に救われた人は数知れずだろうなぁ」など、堂本さんと同様に『街』に対して特別な想いを持っているリスナーも多いように感じられました。

堂本さんの1つの1つの楽曲に対する嘘偽りない考えや、ライブのセットリストを作る際の裏話も盛り込まれており、ファンの方にとっては貴重な時間となったことでしょう。

『街』という楽曲に込められた堂本さんの想いは、ファンのみなさんそれぞれの特別な感情として伝播しているのだと感じました。

【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20240217220000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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