「自分なんて生きててもいいのかな」苦悩した過去…堂本剛が本心で願う『生きる』という選択

投稿日:2023/12/12 14:10 更新日:

<記事提供:COCONUTS>

毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』。

12月9日の放送では、「生きているのが辛い」というリスナーの苦しみに対して、堂本さんが真正面から向き合い、自身の経験を基としたアドバイスを送りました。

ジャニーズ事務所外観

(画像:時事)

■堂本剛「こういう人を救いたくてENDRECHERIをやってたりもする」

番組には、あるリスナーからメッセージが届きます。

生きているのが辛いと日々感じているこのリスナーは、仕事における人間関係の部分で悩みを抱え込んでしまうことが多く、段々と人のことが怖くなってしまった結果として、これまでに何度も何度も転職を繰り返していることを打ち明けます。

「なんで、私はこうなんだろう? この世から消えてしまいたい…」と考え込んで鬱病になってしまい、薬を飲んでいた時期もあったらしいのですが、堂本さんの音楽に支えられ、たくさんの勇気を与えられたといいます。

堂本さんの音楽に背中を押され、再び新しい職場で頑張る決意を固めましたが、再び「人が怖い」という精神状態に陥ってしまい、現在進行形で自己嫌悪に陥っていることを苦しみながらも告白。

生きていたくないと思いながらも、楽しかったENDRECHERIのライブにまた行きたいと思っている自分もいて、堂本さんに「こういうものは乗り越えられるのでしょうか? 私が生きたとして、剛くんのように生きる選択をして良かったと思える時が来るのでしょうか? 自分勝手な質問で本当にすみません」と率直な想いをぶつけました。

時には感情的になりながら、このメッセージを読み上げた堂本さんは、開口一番「断言しますけど、生きてて良かったなという日は来ますから」と伝えます。

「やっぱり、こういう人を救いたくてENDRECHERIをやってたりもするんで。メッセージ、歌詞、メロディーを、僕はこういう人に向けてぶつけたくて」と心の内を明かした堂本さん。

「なぜなら、僕も『自分なんて生きててもいいのかな』とか『またこんな風に言われたな』とか、同じような気持ちになったことがあるから。色々なことがあってそういう気持ちになるわけだから」とその理由も明かします。

「鬱病になって薬を飲んでしまうのも、しゃーないよね。だって、そうさせられてしまったんだから」と、誰よりも気持ちを理解している堂本さんだからこその言葉が届けられました。

■堂本剛の心からの願い「どんな不恰好でもいいやん。『生きる』っていうことを選択して欲しい」

堂本さんからの言葉はまだ続き、「自分はこの人生の中で何をしたいのかなみたいなことを、また改めて焦らずに考えたら良いと思うよ」とアドバイスを送ります。

「で、ENDRECHERIのライブに来てもらって。このラジオもいっぱい聴いてもらって。このラジオは本当に、同じような感情で生きている人もメッセージをくれてるし。みんな頑張ってるから」と話すも、「頑張ってるって言い方はあれかな?みんな今を一生懸命生きてるから。絶対に大丈夫」と寄り添った堂本さん。

「だから、どんな不恰好でもいいやん。『生きる』っていうこと。それを選択して欲しいなとは思う」と正直に伝えました。

■くだらないことで笑うのも1つの対処法

また、堂本さんは「なんか、僕みたいに、気が付いたらめちゃくちゃ変なことやってて、しょうもないことで笑ってたりとか、そういう未来に立ってて、『ああ、生きてて良かったな』って思ってんのもマジでオモロいし」と、自身の場合にあてはめた意見も発します。

「僕は色んなお仕事の流れとかもあって、ブーブークッションで屁こいてる時間とかはマジで意味不明ですけど、あれを楽しみにしている人もいるから。それを使命としてやっていたりもしますし」と明かした堂本さん。

最後には「でもね、本当に、しょうもないことも考えた方がいいよ。こんな感じのマジでくだらないこと。くだらないこともっぱい考えてください。それで、真面目なことも考えてください。自分のことも本当にちゃんと考えてあげてください」と最大限のメッセージを送りました。

ネット上では「辛いよね。しんどいよね。でもきっと自分に合った環境が見つかると私は思う。だから自分を責めないでほしいな」といった寄り添う言葉が続出したほか、「私は自分らしくいられる環境で生きているけど、きっと環境が違ったら今もきっと苦しんでると思う。その人に合った場所が必ずあると信じてる」のように自身の体験談を基とした励ましも届けられていました。

加えて、「1人1人の悩み苦しみに目を逸らさず、真っ直ぐに優しく心で寄り添ってくれるこのつよしくんのラジオは、本当に沢山の人の心の支えになってるよね」と、堂本さんの姿勢に触れる声も多数見られています。

普段からリスナー1人1人に寄り添っている堂本さんですが、この日の堂本さんは自身も類似した経験で悩み苦しんだことがあるからこそのメッセージが印象的でした。堂本さんの言葉、アドバイス、勇気付けなどが織り成す優しい時間が、このリスナーの方にとっても良いきっかけになったら良いですね。

【番組情報】
堂本剛 とFashion&Music Book
https://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20231209220000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

\ この記事をシェアする /

関連キーワードから記事を見る
,

Copyright© COCONUTS , 2024 All Rights Reserved.