渡辺謙が明かした、勝新太郎さんの“破天荒エピソード”「氷頬張りすぎて…」「ホントに寝てましたから」

投稿日:2023/10/23 15:33 更新日:

<記事提供:COCONUTS>

毎週土曜日のお昼1時から放送されているラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー」(ニッポン放送ほか)。

10月21日の放送では、ゲストの俳優、渡辺謙さんがNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』撮影時のエピソードを語り、注目を集めています。

勝新太郎

(画像:時事)

■渡辺謙、勝新太郎さんの破天荒エピソード明かす「氷頬張りすぎて…」

渡辺さんといえば、1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』で主役の伊達政宗を演じたことで広く知られています。

同ドラマの共演者には、往年のスターたちが名を連ねており、豊臣秀吉は勝新太郎さんが演じていました。

そこで、伊達みきおさんは当時の勝さんのエピソードを聞いてみることに。

渡辺さんによると、勝さんは撮影時、秀吉になり切っていたの言います。

夏のシーンの撮影では「『俺はな、氷が食いたい』って言うわけですよ」と、勝さんの声まねをしつつ語る渡辺さん。

もちろん、ドラマの時代設定は戦国時代のため、冷凍庫などはありません。

しかし、秀吉になり切っている勝さんは「でもな、富士山の麓に、室があるんだよ、氷の」と言い、そこから取り寄せているんだと言い張ったのだとか。

そこで、美術スタッフが木の器を用意し、中に氷を入れて、それを勝さんが頬張りながら芝居をすることに。

ところが、渡辺さんによると「氷頬張りすぎて、何言ってるか分かんない」状態になってしまったのだとか。これにはスタジオも爆笑に包まれます。

伊達さんは「言える人はいたんですか?周りに」と、誰か勝さんに注意できる人はいたのかを心配。

渡辺さんによると、スタッフが「ちょっと今セリフが分かりにくかったんで、氷を少し少なく…」と遠慮がちに言い、なんとか演じてもらったそうです。

■秀吉の臨終シーンで、八千草薫さんの一言に一同爆笑「八千草さんしか言えませんね」

また、勝さん演じる秀吉が亡くなるシーンでは、秀吉の側に30人ほどの役者がズラリと並ぶという大掛かりな撮影が行われたそう。

そこで勝さんは、自分が演じる秀吉が最期の息を吐き切るまでカメラを回すよう指示したと言います。

そこで、30人の役者たちは皆、秀吉が最期の息を吐くまでじっと待っていたそう。ところが、15分ほど待っても、勝さんは息を吐くのをやめなかったのだとか。

すると、秀吉の正室・北政所役の八千草薫さんが「…寝てる?」と一言漏らしたのだそう。

渡辺さんは「吉本のお笑いみたい。大コケですよ。ここは(なんばグランド)花月か!みたいな」と、その時の役者陣の様子を振り返ります。

伊達さんが「寝てたんですよね?」と聞くと「はい」と渡辺さん。どうやら勝さんは本当に寝てしまっていたよう。

また、伊達さんが「八千草さんしか言えませんね」と言うと、渡辺さんは「言えませんね」「ホントに寝てましたから」と返し、スタジオの笑いを誘いました。

■勝さんのエピソードにリスナー「勝新みたいな役者はもう現れそうもない」

最後に、勝さんの魅力について「スケール感というか。僕らの世代にはない、破天荒さとチャーミングさと、そういうのがありましたね」と語った渡辺さん。

今週の放送に対し、ネット上では「色々とエピソードを聞く度に勝新みたいな役者はもう現れそうもないなと思う」「つつけば出てくる独眼竜政宗のこぼれ話が面白い」「独眼竜政宗のお話はもっと聞きたい」との声が上がっています。

渡辺さんだからこそ語れる、勝さんの破天荒エピソードが面白かったですね。渡辺さんには「伊達」つながりで、また是非ゲストに来てほしいですね。

【番組情報】
サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー
https://radiko.jp/share/?t=20231021130000&sid=LFR

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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