<記事提供:COCONUTS>
10月16日、KinKi Kids公式YouTubeチャンネルにはKinKi Kids 39枚目のシングル『Topaz Love』のショート動画が公開されました。
転換期を迎えているKinKi Kidsが、このタイミングでこの楽曲のショート動画を公開したことに、ファンから様々な声があがっています。
(画像:時事)
■『Topaz Love』を聴くと思い出す制作秘話
『Topaz Love』がお披露目されたのは今から約5年前の2017年のこと。神奈川・横浜スタジアムで開催された『KinKi Kids Party!〜ありがとう20年〜』で未完成ながら歌われました。
このコンサートと同じ年に突発性難聴を発症した堂本剛さん。完全には治っていなかったものの、舞台に帰ってきてくれるほどに回復し、初めて作った曲が『Topaz Love』でした。
堂本光一さんが剛さんへ“負担にならない程度”に歌詞を少しでもつけてくれないかと提案したところ、光一さんが作ったメロディを聴き、剛さんは次の日に歌詞を完成させたのだとか。
次の日に仕上げてしまった剛さんのことを心配しつつも嬉しそうで、作詩に感激していた光一さん。剛さんの重荷にならないように、且つKinKi Kidsとして音楽を続けようとする二人の姿にファンの目頭も熱くなっていました。
そして、当時未完成だった楽曲の名前は『突発ラブ』。進化した『Topaz Love』を聴くと、あの日の記憶を思い出して「困難を乗り越えてくれた」と感じるファンも少なくないのです。
■何度聴いてもエモすぎる『Topaz Love』
今回公開されたショート動画には歌詞の「いたいよ」の隣に「痛いよ」の文字が。
それまで別々の歌詞を歌っていた二人がここでは「いたいよ」と揃うため、胸にグッとくる箇所です。
ちなみに、光一さんは「あなたを好きでいたいよ」、剛さんは「夢の途中覚めないあなたが痛いよ」と歌っています。
改めて二人の歌う姿に文字を入れたショート動画を見たファンからは、ネット上で「あぁぁぁっ!キンキって感じがして一生好きな曲」「何度聴いても二人とも天才」「別々の歌詞だったのに『いたいよ』だけ二人の声が溶けあうの最高だよね」などの声が。
さらに「あのとき、光一くんが剛くんの側にいてくれてよかった。手を伸ばす光一くんの手をとってくれて剛くんもありがとう」「トパラブは何度聴いても泣いちゃう。あの日のことを思い出して。二人でいてくれてよかった」「この曲を聴くと乗り越えたって思えるね」など、最初に曲を聴いた時の新鮮な気持ちを思い出したというファンもいました。
■『Topaz Love』二人でしか歌えない神曲に感動の声
ほかにも「気づいてた?この曲二人でしか歌えないんだよ。一人では歌えない曲なの。エモすぎ」「KinKi Kidsだから歌える曲」と改めて感動したというコメントも綴られていました。
ファンの中で宝石のように大事にされている『Topaz Love』。宝石のトパーズには「友情」「希望」「誠実」という意味があるように、この曲に二人の誠実さや絆を感じる人が多いようです。
一方で、10月17日を以って「ジャニーズ事務所」という名前が終了したことでアーティストたちも一つの区切りを迎えた形に。
このタイミングで、一人では歌えない『Topaz Love』が公開されたことで、涙せずにはいられなかった人も多いのではないでしょうか。
事務所や名前が変わっても、彼ららしくアーティスト活動を続けてくれるよう切に願うばかりですね。
(文:霧島みつき/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)