特撮マニアの自作ヒーローが「相棒シリーズ」監督で映画化した話が"胸熱"と話題「激レアさんを連れてきた」

投稿日:2018/12/26 16:01 更新日:

毎回激レアな体験をした人が半生を語るテレビ朝日の人気番組「激レアさんを連れてきた。」。12月24日の放送では、特撮好きの趣味が高じて、自身がヒーロー役を演じるドラマを制作した男性が登場。男性の特撮への熱い想いに反響が寄せられています。

本当にヒーローになった激レアさん

24日放送の「激レアさんを連れてきた。」に出演したのは、新潟県長岡市で油揚げ店「毘沙門堂本舗」を経営するホシさん・キヨミさん夫妻。油揚げ店で働く、ホシさんの何が激レアなのかというと、それは特撮ヒーロー好きが高じて自分が考えた特撮ヒーローに本当になってしまったこと。幼い日からの憧れだったヒーローへの思いを捨てきれなかったホシさんは、「もし、自分がヒーローだったら」という妄想に1日の大半を費やすようになります。ついには、「怪人に襲われ、助けを呼ぶ子供の声が聞こえるようになった」というホシさん。44歳になった時に思いが爆発がして、ついに自作の特撮ヒーローのコスプレスーツを制作。ホシさんが影響を受けたヒーローは「鉄人タイガーセブン」とのこと。ホシさんが作るコスプレスーツはクオリティが高く、これを誰かに見てほしい気持ちが沸き立ったホシさんは、ボランティアで地元の幼稚園でヒーローショーをします。子供達の喜ぶ姿を見て感動したホシさん。ちなみに、ホシさんは勝手に許可取りなくヒーロースーツを作ったことで、映画会社からクレームが入ったそうです。

特撮ドラマ「炎の天狐 トチオンガーセブン」が爆誕

映画会社からクレームが入ったこともあり、家業の油揚げからヒントを得てオリジナルヒーローを生み出すことを決意。そうした中で生まれたのが、両肩に油揚げを乗せた新潟県長岡市の栃尾地域のご当地ヒーロー「トチオンガーセブン」。「トチオンガーセブン」の変身は、、両肩に油揚げを乗せ、「トチオンガースパークファイアー!」の掛け声に合わせてポーズを決めるというもの。熱い想いを持つホシさんは、誰かに見て欲しいとFacebookに写真を投稿。自作のスーツでヒーローになるホシさんに興味を持ったの地元テレビ局のディレクター。ホシさんを照英さんが出演する番組のゲストとして出演させたり、地元のヒーローショーに出演するなど知名度が上昇します。ホシさんの活躍を無視できなくなった地元のテレビ局は「6夜連続でドラマを制作しませんか?」と打診。けれども、お金がないので、ドラマを制作するための約200万円の予算は全部ホシさんが持つという条件がつきます。

ここを逃したらチャンスがないと思ったホシさんは、自腹で特撮ドラマを制作する事を決意。ホシさんは、主演・原作・脚本・造形・スーツアクターに加えて主題歌まで担当。ちなみに、主題歌は口笛で作曲したそうです。他にも、ホシさんは敵キャラのスーツ制作も行っています。傷んだスーツの修復もあり徹夜が続くなど苦労を重ねた結果、「炎の天狐 トチオンガーセブン」は、新潟テレビ21で、2017年8月12日の深夜2時から6日連続でオンエア。放送後の反響が大きかった「炎の天狐 トチオンガーセブン」は、劇場版の制作も決定します。この劇場版のメガホンを取るのは、「相棒」シリーズや「探偵はBARにいる」シリーズなどの作品で著名な橋本一さん。テレビシリーズよりも、アクションやドラマにも力の入った力作となり、地元での舞台挨拶も満員御礼と盛り上がりを見せます。

夢を叶えた激レアさんに「胸熱」の声

放送を見た人からは、「今日の激レアさん、胸熱なやつ」「ヒーローになる夢を叶えた激レアさんが面白い」などコメントが上がっていました。趣味だったヒーローが本当になり、映画化までこぎつける姿には夢がありますね。この作品、ホシさんの熱いキャラが目立ちますが、泥臭い人間ドラマも見ごたえのある作品になっています。今回の放送は、無料で視聴可能なので、興味がある方はぜひ見てみてくださいね。(https://tver.jp/episode/52826242)(文:かんだがわのぞみ)

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