「進撃の巨人」風景と一致?作者・諫山創「やっぱりここから出たい」と語った創作秘話!情熱大陸が話題

投稿日:2018/11/19 11:33 更新日:

11月18日放送の「情熱大陸」に大ヒット漫画「進撃の巨人」の作者・諫山創先生が登場。諫山さんの作業場にカメラに入り、「進撃の巨人」作画をする様子や、故郷に諫山先生が帰る姿。そして、「進撃の巨人」の最終回の1コマが公開されるなど、盛りだくさんな内容が話題になっています。

「進撃の巨人」作者・諫山創が「情熱大陸」に登場

18日放送の「情熱大陸」は、「進撃の巨人」の作者・諫山創先生に密着する様子が放送されました。諫山さんの仕事場にカメラが入ると、生原稿に諫山先生がペン入れをする貴重な姿が映し出されます。「要は面白ければいい」と自身の哲学を語る諫山先生。特にペン入れの場面では、“諫山線”と呼ばれる、登場キャラクターの表情に細かい線をシャッシャッと無数に重ねていく様子が印象的。“諫山線”が無い状態と比べると、“諫山線”が入ることによって、場面ごとのキャラクターの「絶望」「歓喜」「動揺」といった感情が豊かになるんですね。

また、撮影中は、順調に進む場面よりも、むしろアイディアが浮かばずに「つらい、今はその辛ささえ現実逃避している感じ」と呟くなど、創作で苦悩する様子が多く映し出されます。自分の哲学を漫画で表現すること、一方では、ファンの期待に応えなくては葛藤もあるクリエイターならではの悩みと言えます。ちなみに、諫山先生によると巨人が人類を捕食する強烈なイメージは、映画「ジュラシックパーク」や漫画「地獄先生ぬ〜べ〜」の“人食いモナリザ”のエピソードにインスピレーションを受けたとのこと。

「進撃の巨人」の原風景は諫山創の故郷にあった

「進撃の巨人」の世界観は、圧倒的な力を持つ巨人に捕食される人類が、巨人から逃れるように築いた強固な壁の中でひっそりと生きる哀れな存在として描かれています。今回の放送の中で、諫山先生が実家のある大分に帰る様子が登場します。大分の諫山先生の故郷は、高台から眺めると周りをグルっと山に囲まれた小さいな町。「進撃の巨人」の原風景と番組で紹介されたように、諫山先生の故郷の町のイメージと、「進撃の巨人」の城壁で囲まれた世界観が不思議と一致するんですね。また、諫山先生は「やっぱり、ここから出たい、田舎から出たいですかね」ともコメント。作品の主人公・エレン・イェーガーが壁の外の世界を夢見る心情と重なる部分があります。他にも、番組では、高校時代に諫山先生の原稿を見た父親が「お前は漫画家になれない」とボソッと言ったエピソードも紹介。今でこそ売れっ子になったものの、過去には自分の夢と親との間に葛藤があったこともわかりました。

「進撃の巨人」最終回のネームが公開される

番組のラストでは、諫山先生が「進撃の巨人」最終回に向けて、編集者と打ち合わせをする様子が放送。そこで、諫山先生は最終回のネームの一コマを特別に見せてくれました。画面には、主人公エレンと思われるキャラクターが、赤ちゃんを抱きしめ「お前は自由な…」と語りかける場面が映し出されていました。「進撃の巨人」のクライマックスのヒントになると、ネット上で反響を呼ぶことになります。

諫山創出演の「情熱大陸」へのネットの反応

放送を見た人からは、「進撃の巨人、最終回が近づいていると思うとそこはかとなく寂しい」や「諫山先生が故郷の町を高台?から見てた景色がほんと進撃の世界」とのコメントが寄せられています。また、両親と諫山先生との会話が微笑ましいという言葉も寄せられています。諫山先生の故郷が「進撃の巨人」の世界観と重なるのは興味深く、また、「壁(田舎)の外には巨人がいる、その巨人と戦わなきゃ外では生きていけない」という言葉も印象的。田舎から出て外の世界で漫画家として成功してやるぞという、諫山先生の強い意志を感じせる言葉なんですね。成功するための困難が巨人に例えられていて、胸が熱くなる場面になりました。今回の「情熱大陸」の内容は、2018年11月25日 22:59まで下記のサイトで見逃し配信という形で見れます。気になった方はぜひ視聴してみてくださいね♡(文:かんだがわのぞみ)
MBS動画イズム見逃し放送:https://dizm.mbs.jp/title/?program=jounetsu&episode=69

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