週刊文春がとても好きです。
特に最後にオチとして締めるダジャレ風の「総括」が。
1月19日号に気になる記事がありました。
(画像:2023年1月11日発売の「週刊文春」2023年1月19日号)
YOSHIKIさんが文春取材に応じ、工藤静香さんとの仲を語ったもの。
記事の背景は、YOSHIKIさんは動画の生配信でかつての恋人とされる工藤静香さんといまも連絡を取り合う仲であることを話してしまい、ネットをざわつかせたこと。
週刊文春は、工藤さんとの「今の関係」についてYOSHIKIさんを直撃しています。
読んでみるとYOSHIKIさんの対応に好感が持てるだけでなく、工藤さん、木村さんも含めた登場人物全てが人間としてリスペクトし合っている素晴らしい人間関係が垣間見れます。
YOSHIKIさんの返答はユーモアも交えつつ、週刊誌のノリも分かっているのでしょう「やっぱり恋愛系ですか?」と文春側が聞きたいことを茶化したり、木村拓哉さんに関する質問にもきちんと答えています。
そして、YOSHIKIさんがご自身の「母の死」で辛かった時に工藤さんから温かいメッセージをもらったことも告白していて、まさかのここが伏線です。
YOSHIKIさんが取材の終わりを「音楽活動を全力で頑張ります」と締め括った後、記事の終わりには「三十年の時を経て、紅に染まったYOSHIKIを慰めていた静香だった」と書かれていました。
いや、この展開は予測できーん!
X JAPANの代表曲「紅」の歌詞を使ってくるとは想像もできませんでした。
しかも、歌詞通りならば「いない」はずの「慰める奴」が、「いる」んです。
これは…結構上手いですよね。
「紅」の可哀想すぎる主人公が報われた気がしてしまいました。
時を経て、工藤さんが「慰める奴」として登場するバージョンの「紅」が爆誕。
「週刊文春」って本当に楽しいですよね。
読み始めると止まらなくなり、いつのまにか1時間経ってしまいます。
これからも秀逸なオチに注目し続けたいです。
『週刊文春』は毎週木曜日発売です。
来週はどんな記事が出るのか楽しみですね。
(文:豊崎ジーン/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)