10月27日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では奥田民生さんへの密着取材のVTRを公開。現在YouTuberとして新たな世界を切り開いている奥田さんの姿が話題となりました。
「お金じゃねぇんだ」YouTuber奥田民生、段ボールで楽器も手作り!
50代にしてYouTuberとなった奥田さんのスタジオに、クラシックピアニストの清塚信也さんが尋ねます。
大物ミュージシャンのスタジオはさぞかし豪華なものと思いきや、スタジオは都内某所の一角を間借りした簡易的スタジオで家庭的な雰囲気。
そんなスタジオからYouTube動画をこれまでに100本以上制作しているのだとか。
8トラックオープンリールでのアナログ録音を再現することを目的としていて、家庭でもできるような簡単な方法で音楽を制作し、デジタル配信で披露する光景は古いのに新しい、奥田さんならではの発想。
「僕がデビューした時はアナログ録音しかなかったので、昔は大変だったのを思い出してみるかみたいな、そんな心も一応あるんですけど」と奥田さんが語ります。
楽器などもコストをかけずに、段ボールで作ったバスドラムや箱で作ったスネアドラム、ナイロンの小物を利用したハイハットなどを自主制作し「お金じゃねぇんだ」と言う奥田さん。
手作り感満載の遮音ボーカルブースは、トータス松本さんや矢野顕子さんら豪華アーティストも録音で利用し「ここ落ち着くね、いい!」「特許とったら?」などの声がでるほどの力作。
「収入はないです、僕程度の再生回数では」奥田民生もYouTubeでは稼げない?!
清塚さんが奥田さんへのインタビューを開始。
「今YouTubeの世界に行かれたというのは何か意味があるんですか?」と清塚さんが質問すると「やっぱYouTubeを見るとそのスピードが早いというところがいいところで、それが(自分も)できないかなと。CDというものも永遠なわけなくて、前の方が良かったとか言っていられないし、ついていくしかないですね」と奥田さんが回答。
そして清塚さんが「民生さんは曲をヒットさせたいとか、そういう意味でYouTubeをやられているわけではない?」と突っ込んで聞くと、奥田さんは「(YouTubeを)見てくれたら収入があるんじゃないかと思っていたんですけど、全然ないですね。収入はないです、僕程度の再生回数では」と、ネームバリューのある奥田さんでもYouTubeでは稼ぐことは容易ではない事を明かします。
『お金じゃねぇんだ』YouTuber奥田民生の姿勢に「カッコイイ」と称賛の声!
話は音楽業界の変化の話題に。奥田さんは「CDは無くなるでしょうね。無料で(音楽を)聞かれると儲からないんで、Tシャツか何か売るしかないんですけど。あと(利益を出すとしたら)ライブですよね。そうやって考えるしかないですね」と時代の流れを素直に受け止めていることを明かしました。
最後に奥田さんが「お金がどうっていうよりもやりがいというか、それが飽きちゃったら自分もつまんないでしょうから」と今後の音楽活動に対する思いを語りました。
奥田さんのVTRが終わり、スタジオで清塚さんが「民生さんって、ちょっとゆるい感じで外してくる音楽が多いのでそういう雰囲気なのかなと思ってたんですけど、話を伺ったらけっこう一生懸命で!」と奥田さんのギャップを話すと「わりと熱いとこあるんですよね」と松本人志さんも共感します。
YouTubeに関して松本さんが「YouTubeを下に見てたらテレビはもうダメやろうな~って思いますよね」と奥田さんと同じように時代の流れを受け止めているコメントを出しました。
今回の放送に対して、ネットでは、「時代がすごい速度で進んでいくなかでいくつになっても自分のやりたいことで少しでも追いついて行こうとする奥田民生さんがカッコいい」「金じゃねぇんだに感動!」「YouTuber奥田民生よかった。結構若いころから売れてる人って、時代の変化に機敏に対応できる人なんだよな」「やはり奥田民生天才としかいいようがない」など賞賛の声が多数。
奥田さんが50代になっても新しい事にチャレンジするという姿は、ファンならず同じ時代を歩んできた世代に対しても大きな影響を与えたのではないでしょうか。奥田さんの今後の活動が楽しみです。ぜひ、奥田民生さんのYouTubeチャンネルもチェックしてみてくださいね。
奥田民生(RAMEN CURRY MUSIC RECORDS)
https://www.youtube.com/channel/UCOT0TR3eb6KEk9UFADSN-2w/featured
(文:ししまる)