<記事提供:COCONUTS>
毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』。
12月16日の放送では、堂本剛さんが幼少期の頃の家族とのエピソードを明かし、話題となりました。
(画像:時事)
■母からもらった手紙で切なさを感じた堂本剛、その理由は“らしさ”が溢れていた
番組で冬にまつわるエピソードを募集したところ、他界した祖母に会うために、かつて栃木県に行った日のことを思い出すというリスナーからメッセージが届きます。
このリスナーは祖母から人への感謝、物を捨てる時に「ありがとう」と思う気持ちを教えてくれたことに触れつつ、学生時代にもらった手紙には「親がいて、修学旅行に行けることに感謝をしてね。気をつけて行ってらっしゃい」と綴られていたことを明かします。
冬の冷たい空気の匂いを感じると、祖母を失ったかつての自分の寂しい心の冷たさを呼び戻すと伝えられました。
これを聞いた堂本さんは「僕もお母さんとかが書いてくれた手紙とかがあるんですよ。僕が10代の時とかにね」と話し始めます。
「その時にも思ったけど、『(お母さんは)どんな思いで書いてんねんやろな』と思うと、切なくてしょうがないんですよ」と心の内を明かすと、その理由を次のような言葉で説明していきます。
「僕がその立場になったら、ただ何気なく書くんじゃなくて、何年後かにこの手紙を読んでくれた時、自分がそこに居たとしても居なかったとしても、その手紙を読んだ時の子どもの気持ちの強さとか勇気、あるいは誰にも理解されないような孤独を救ってあげられるものであればいいな。そう思って僕は書くんですよ。それを想った時に、すごい胸が苦しくなるわけ。『どんな思いで書いてんねんやろな』って」
このような考え方の堂本さんだからこそ、実際にお母さんが手紙を書いた時にどのような気持ちだったのかを推測し、切ない気持ちになってしまうそうです。
そして、そんな想いのこもった手紙だからこそ、堂本さんは「だから、大事にしたいなと思って、大事にするねんけど」と話しました。
■幼少期に自分が描いた絵に勇気をもらった堂本剛「あの時は何も考えずに、お芋掘りして楽しかったって…」
堂本さんは「それとはまたちょっと違うねんけど」と前置きしつつ、「自分が幼稚園とか保育園の時に書いてた絵とか、作った切り絵とか、全部大事に取ってくれてるんですよ。ほぼ劣化せずに」と続けます。
「それをね、この間もちょっと見たんです」という堂本さんは、「なんか不思議な感じなんですけど、あの時の自分からめっちゃ勇気もらうんですよ。なんかわからんけど」と告白。
「大した絵じゃないんですよ。『これなんや…?』みたいなやつとかもあったり。『お芋掘りしました!』みたいなやつとかあるんすけど。描いてるのは確実に僕なんですよね」と、自身が幼少の頃に描いた絵の詳細を説明する堂本さん。
「そん時の鮮明な記憶はないんですけど。でも、あの時は何も考えずに、お芋掘りして楽しかったって、本当にキラキラな心で思ってたんやなっていうのがなんか絵に入ってるんですよね」と、勇気をもらった理由を明かしました。
■相手の気持ちを誰よりも汲み取れる堂本剛だからこその願い「手紙はね、ずっと大事にしていてくれはったらなと思いますよ」
堂本さんはリスナーのエピソードと自身のエピソードを総合して「そういうおじいちゃんおばあちゃんからもらったものを僕も未だに持ってたりするし、それがふとした時に、なんか1人で抱えなきゃいけないなという孤独や苦しみが来た時にね、勇気とか温かさをくれるなと思いますよね」と話します。
そして、リスナーに向けて「手紙はね、ずっと大事にしていてくれはったらなと思いますよ」と伝えました。
ネット上では、「手紙もいいよね。何年後かに読んだ時にまた新たな考え方や感情に出会わせてくれたりする」といった意見や、堂本さんのエピソードを聞いて「剛くんも剛くんのご家族も愛に溢れてるなぁ」という感想、さらには「お芋掘りしてる少年剛さん、想像したらめっちゃかわいい」という声も見られました。
直筆で言葉を綴った手紙だからこその想いは受け手に伝わるものだと感じつつ、堂本さんのように書き手の想いを推察してその言葉を受け取れる方は素敵だなと感じました。
皆様も年末の大掃除の時期などに幼少期の頃の思い出に浸りながら、堂本さんのように勇気を貰えるようなエピソードを見つけてみてはいかがでしょうか。
【番組情報】
堂本 剛 とFashion&Music Book
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)