<記事提供:COCONUTS>
毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。
9月30日の放送では、堂本さんがファンクミュージックの出会いを明かしたことがファンの注目を集めました。
(画像:時事)
■堂本剛が明かした過去の自分「ステージに立つのも怖かった」
堂本さんは9月1日から3日にかけて、「平安神宮奉納演奏2023」を開催しており、今回の番組ではこのライブに関して数多くの感想が届きます。
その中で、2016年頃から堂本さんのファンになったというあるリスナーが「体調を崩したことにより、電車や人混みが苦手になり、こうしたイベントに参加することは到底無理だと思っていました」と明かすとともに、堂本さんの歌唱・演奏を生で受け止めたいという想いが勝ち、8年ぶりに新幹線に乗って人混みの中に立ち、平安神宮での奉納演奏を楽しむことができたと伝えられました。
このリスナーの方から、今回の行動を通して大きな1歩を踏み出し、大きな自信を得られたと伝えられた堂本さんは、自身がパニック障害を患ったこともあり、「まあ僕自身もその…同じような感覚で生きていた時があって」と切り出します。
当時の自身の心境を振り返り「ステージに立つのも怖かったし、人混み、人がたくさんいる場所とかも怖かった」と赤裸々に打ち明けました。
■堂本剛、ファンクミュージックとの出会いはネガティブな感情から生まれた?
堂本さんは当時から感じている心境と、現在の活動には関連があると続けます。
「なんかこう、自分がファンクミュージック始めたこともそうだったり。ファンクミュージックは本当にファッションが派手で、一種の何かこう、人が近寄りがたい雰囲気すらあるというか。すごい派手な人。『あの人たち何?』とか『変な人』とか『怖い』とか、色々とそういう印象を与える感覚もあると思うんですけど」と説明。
その上で、「なんか、そういうのも含めて、人に接したくなかったんだろうなっていうのは感じるんですよね。そうすると人が話しかけてこないから。仕事場でも」と話します。
このような潜在意識があったと告白した堂本さんは「で、なんかこう嫌な言葉とか嫌味言われたりとか、なんかそういうのも減るしなって思ったのもあるのかなとか」と、本音で語りました。
■堂本剛のライブは1人ぼっち参戦も大歓迎!その理由は…
また、堂本さんはファンクミュージックを始めたことだけでなく、「よく現場で1人でギター弾いたりしてたのとかもそうです」と明かすと、その理由として「ギター弾いていると人が話しかけてこないから」と話します。
そして、自身のライブに1人で参戦する方について「よくライブでも1人ぼっち参戦の方とかいますけど、全然1人ぼっちとか気にしなくていいよとは思っていて」と言及。
「あの、なぜなら、この方(リスナー)もそうですけど、ステージに立っている人がそういう時間を生きていた。その果てにステージに立っているから。そういう人たちが怖がらずに来て欲しいなと思って立っている部分もあるんですね」と発します。
リスナーの方の心情に寄り添いながら「僕が逆の立場だったら、電車に乗って行くなんて恐ろしすぎるし、人混みのなかに何時間も立っているなんて恐ろしすぎるし」と話しました。
ネット上では、リスナーの方に向けた「なんかよかったな〜勇気を出した一歩が幸せにつながる一歩になってるなんて」という感想や、今回の様々なメッセージを通して「奉納演奏に参加された方々もさまざまな日常を過ごしていらっしゃるんだよね」という声、さらには堂本さんの発言を受けて「剛くんにとってのFUNKは、もちろん「好き」はあったにせよ、どこかしら『鎧』の要素もあったんだろうな」というコメントも見られました。
自分の中での大きな苦しみがあったにもかかわらず、勇気を振り絞って行動に出たリスナーの方を尊敬すると同時に、堂本さんの中でファンクミュージックとの出会いにある種のネガティブな感情があったとは驚きでした。
そして、現在の堂本さんはそんなファンクミュージック自身を誰よりも愛しているだろうなとも感じました。
【番組情報】
堂本 剛とFashion&Music Book
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)